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〜第10回〜
フォト派ダイバーのダイビングテクニック
その2 マクロ撮影編
ph01

今月のお手本

◆カメラ:OLYMPUS E-PL1
◆レンズ:ZUIKO DIGITAL 50mmF2.0 Macro+EC20&4/3ADAPTER
◆ハウジング:PT-EP01改
◆撮影モード:マニュアル
◆絞り値:F4.0
◆シャッター速度:1/160
◆ISO:100
◆フラッシュ:ON/UFL-1×2
◆WB:5300K
◆仕上がり:i-FINISH

水中には色とりどりの美しい被写体がいっぱい。かわいらしいシーンを画面いっぱいに切り撮れたら、こぶしを握りしめて小躍りしたくなるほどの感動を覚える。ワイド撮影に比べて、ピントの合う幅が極端に狭くなるこの撮影は、いかに体を安定させ、一度ピントを合わせたら被写体とカメラとの距離を少しも変えないうちにレリーズを切れるかが、成功と失敗を決める分かれ道になる。カメラの性能に頼る部分も大きいが、何よりも撮影姿勢とカメラのホールドの仕方がマスターできていないといけない。今回はマクロ撮影時のダイビングテクニックについて解説する。

●浮力調整

ph23撮影時に足が浮いてしまうと、まず上手く撮影できない。BCのエアを抜き、浮力をマイナスにしてからアプローチする。必要以上にウエイトをつけることはしない。ドライスーツの場合、アプローチ前に余分なエアを完全に抜いてからアプローチすることを忘れずに。足にエアが回ってしまうと、撮影どころではない!

●カメラの構え方、持ち方

ph45カメラは必ず左手で構える。可能であれば、左ひじを設置させるとカメラが安定する(写真左)。陸上であれば、三脚を据えるようなシーンなのだが、水中で三脚は使えないので、両腕を三脚代わりに構えるようにすると良い。右手だけ片手でカメラをホールドして(写真右)、左手で岩等をつかんで撮影すると、カメラが安定しない。ビギナーによくある、間違ったテクニックの一つだ。

●カメラの構え方、持ち方(クローズアップレンズ使用時)その1

ph67クローズアップレンズを使った高倍率マクロ撮影では、さらに左手の使い方に注意が必要だ。体が安定しない場所やウォール等での撮影であれば、左手で岩を掴み、その左手の甲にカメラを置き、微妙なピントを調整しながら撮影するテクニックを使う。写真左のようにカメラが宙に浮いている状態では、ピント合わせがうまくいかない。ウミウシ、エビ、カニ、サンゴのポリプ等はこのテクニックが常とう手段になる。

●カメラの構え方、持ち方(クローズアップレンズ使用時)その2

ph89世界のダイブサイトの中には、全く着底が禁止されている場所もある。そのような海域でのマクロ撮影はかなり難しくなるが、指示棒1本用意すれば可能だ。あらかじめ着底可能なポイントで練習が必要するとよい。カメラの真下に指示棒を置いて撮影する場合と、体の中央部に指示棒を置いて体を安定させる方法の2つの方法がある。クローズアップレンズを使う場合は、カメラの真下に指示棒を置くテクニックがお勧めだ。

●撮影後の離脱の仕方

ph10撮影中は、できる限り砂などを巻き上げないように気をつける。撮影後は、そのあとに他のダイバーが同じ被写体を撮影することを忘れないように心がける。撮影後、その場所を離脱する際は、被写体を逃がしたり、砂を巻き上げたりしないように細心の注意を払ってその場を離れるようなテクニックも身につけたい。

いろいろなシーンでのマクロ撮影

ph11マクロ撮影では、クローズアップレンズの使用が多くなる。水中撮影システムでは、絶対に必要といっても過言ではない。伊豆、和歌山など本州の海で撮影することが多い方は必要なアクセサリーだ。

ただし、いつもつけっぱなしというわけではない。極接近して大きく写したいものの撮影にのみ装着する。どのシーンで必要なのか理解することも大切だ。

また、水中でなくしやすいアクセサリーなので、レンズホルダーがあると便利だ。

ph12 ph13 ph14 ph15

サンゴのポリプ/要クローズアップレンズ

ウミウシ/要クローズアップレンズ

ハゼの仲間/クローズアップレンズ不要

大きめの被写体/クローズアップレンズ不要

失敗フォトクリニック
暗い環境だったので、露出補正をプラスにセットして撮影しました。被写体の色がうすくなってしまいました。
◆カメラ:OLYMPUS E-PL3
◆撮影モード:水中マクロ
◆絞り値:F8
◆シャッター速度:1/100
◆ISO:200
◆フラッシュ:ON
◆露出補正:+1.0EV
◆WB:水中WB
ph16

処方

ph17暗いシーンでもカメラが自動に露出を調整してくれるので、露出補正をプラスにセットすることはありません。水中撮影は、フラッシュ光を十分に当てて被写体の色彩を引き出します。露出補正をプラスにするとフラッシュの仕事量がなくなり色彩に乏しくなります。


清水淳

清水 淳 プロフィ−ル

しみずじゅん。1964年埼玉県生まれ。「水中から見上げた空」をメインテーマに半水面や海辺の風景撮影を撮り続けている。ダイビング専門誌やカメラ関係誌などで執筆や撮影を行ないながら、沖縄・那覇にて水中写真教室《マリーンプロダクト》を主宰。著書に「誰にでも撮れる水中写真」「デジタルカメラで簡単水中写真」がある。社団法人日本写真家協会会員

◆清水淳 オフィシャルウェブサイト  http://www.marine-p.com/shimizu/

ダイビング・水中写真応援サイト フォトパス マリン
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