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〜第16回 カメラのメンテナンス〜

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水中撮影では、撮影機材を水没から守るテクニックの習得を避けては通れない。 カメラ自体が防水タイプのものもあるが、使用前には必ず、メンテナンスを行なう。 今回は、水中撮影機材のメンテナンスについて解説する。

カメラや防水ハウジングのメーカーによって、メンテナンスのやり方、 考え方が異なるので、実際のメンテナンスではご自身のカメラ&ハウジングの取り扱い説明書を確認していただきたい。 今回は、OLYMPUS社のTG-1&PT-053をモチーフに解説する。

必要グッズ

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綿棒。ジョンソンアンドジョンソンを使用している。 100円ショップなどの安価なものは向かない

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ハンドブロアー

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Oリング・リムーバー

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シリコングリス(5g)

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お徳用シリコングリス(40g)

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シリカゲル(1gと2gがある)

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ハイパークリーン(OLUMPUS純正)
クリーニングワイパー

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メンテナンスセット
PMS-02(OLUMPUS純正)

防水ハウジングの箱に同梱されている消耗品は、いつまでも使い続けられるものではない。シリコングリスはお徳用の瓶入りがおすすめ。シリカゲルはハウジングによって1gと2gがあるので注意。消耗品がセットになったメンテナンスセットも用意されている。カメラのレンズのケアは純正のクリーニング液が用意されている。

メンテナンスの仕方

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水中で使用後は、水槽内ですべてのボタン&レバー、ダイヤルを動かして塩分を除去する。タオルドライの後、ハンドブロアーでOリング部の水分を吹き飛ばしてからリアケースを開ける。
 
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Oリング・リムーバーでOリングを外す。 外したOリングは机の上や地べたに置かない。
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最近のOLYMPUS社の防水ケースは、側面圧着方式のOリング防水方式なので、Oリングが蓋を閉めるときにねじれないように、Oリングにグリスを多めに塗る。
 
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古いグリスや砂、髪の毛などを指で拭き取り、その後シリコングリスを塗る。カメラの出し入れのたびに、この作業は行なう。グリスは、予備を含め十分に用意しておくこと。
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綿棒でOリング溝の清掃を行なう。カメラの出し入れのたびに行なう。安価な綿棒の場合、綿が外れて溝に残り、水密を妨げるので注意。
 
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カメラのレンズ、ハウジングのレンズ、モニターの清掃には、純正のクリーニング液が用意されている。微量をクリーニングワイパーに塗布して使う。
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予備拭き、本拭き、仕上げの3回くらいに分けてレンズを拭く。クリーニング液が多いと斑になる。
 
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指定のシリカゲルを入れる。
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水中フラッシュも同様にメンテナンス。電池交換のたびに行なう。
 
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10 カメラハウジングのように確認窓がないので、水が入っても壊れるまでわからない。慎重に行ないたい。
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11 電池ケースの蓋部分はOリングの圧着面になるので、この部分も清掃する。
 
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12 電池ケース蓋は、ねじ込んで締めていき、マークを合わせる。これ以上締め込むと蓋が割れるので注意。ギューっと固く締める必要はない。

お手軽コンパクトタイプは・・・

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防水仕様になっているコンパクトデジタルカメラを、防水ケースなしで水中で使う場合は、開口部のメンテナンスを必ず行なう。まずは、パッキン部分と圧着面の清掃を行なう。USBアクセス部分のメンテナンスも忘れずに。カメラ単体の場合、どのメーカーのものも浮力はネガティブになっているので、フローティングストラップの使用をおすすめする。うっかりカメラから手を離すと、深い海の底に落としてしまうかもしれない。

失敗フォトクリニック
シーアンドシー社とOLYMPUS社の外部ストロボに、INON社の水中ライト、ハウジングはアンティスのNEXUS E5を使っています。メンテナンスキットBOXの中には4社のOリンググリスが入っていますが、混ぜて使っても大丈夫でしょうか?
   

 

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処方

混ぜたらダメです。特にアンティス NEXUS E5用のグリスはNRB製Oリング用ですので、シリコン製Oリングに塗布するとOリングが変質します。面倒ですが、それぞれメーカー指定のグリスを使いましょう。


清水淳

清水 淳 プロフィ−ル

しみずじゅん。1964年埼玉県生まれ。「水中から見上げた空」をメインテーマに半水面や海辺の風景撮影を撮り続けている。ダイビング専門誌やカメラ関係誌などで執筆や撮影を行ないながら、沖縄・那覇にて水中写真教室《マリーンプロダクト》を主宰。著書に「誰にでも撮れる水中写真」「デジタルカメラで簡単水中写真」がある。社団法人日本写真家協会会員

◆清水淳 オフィシャルウェブサイト  http://www.marine-p.com/shimizu/

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