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アクセサリーを使う/ワイド編
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今月のお手本

◆カメラ:OLYMPUS XZ-2
◆プロテクター:PT-054
◆撮影モード:水中ワイド
◆絞り値:F2.8
◆シャッター速度:1/800
◆露出補正:-1.3EV
◆ISO:AUTO(100)
◆フラッシュ:ON(-1.3EV)
◆WB:水中WB
◆撮影地:フィリピン/バリカサグ

ph2コンパクトデジタルカメラは元々小さく、携帯性が良く、気軽に持って行けるところが最も重要なポイントなので、コンパクトデジタルカメラにコテコテの外付けアクセサリーの併用は、基本的にお勧めしないことにしている。これが私のポリシーなのだ。コテコテにしたいのなら、レンズ交換ができるマイクロ一眼で行なうべきと日頃から説いているのだが、「どうしても教えて!」というユーザーも多いので、少しだけ入り口を解説してみたい。

コンパクトデジタルカメラ1台で、外に付けるコンバージョンレンズを「ワイド」、「マクロ」と趣の異なるレンズを水中に持ち込み使用することによって、ワイドもマクロも両方楽しめる利点があるのは間違いない。しかし、欲張っていろいろ撮りたい欲求を満たしていると、どちらもイマイチな写真ができがるのもよくあることだ! 本当のお勧めは「決め打ち」に限る。

とはいっても、最近のコンパクトデジタルカメラの中には一眼レフ並みのクオリティを有する機種もあるので、今回はハイエンドコンパクトを使って、1眼レフ並みのクオリティになる外部アクセサリーの使い方を紹介したい。

撮影の仕方については次回のコラムで解説する。

●必要機材

使用するカメラはハイエンドコンパクトと、その防水ハウジング+水中用ワイドコンバージョンレンズ。レンズ径と防水ハウジングのリング径が異なる場合はアダプターを使用する。今回のXZ-2を収納するハウジングのリング径は67mm。たいていの水中用ワイドコンバージョンレンズの径は67mm。フラッシュは、調光性能、色温度などの条件がカメラにマッチするように純正のUFL-1を使う。「1灯バージョンと2灯バージョン、どちらがいいか?」との質問が多いが、水中に持って入って操作できるなら2灯がお勧め。ダイビングスキル的に難しい場合は1灯で我慢。2灯のほうが光の回りが良いし、柔らかく当てられる。

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左の写真は純正の小型フラッシュUFL-1の2灯システム
ブラケット:MP-BK-02、アーム:MPアームSセット
ワイドコンバージョンレンズ:PTWC-01

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右の写真は純正の小型フラッシュUFL-1の1灯システム
アーム:PTSA-03
ワイドコンバージョンレンズ:PTWC-01

●セットアップの注意点

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2灯の場合

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1灯の場合

ph7内蔵フラッシュの光を光ファイバーケーブルに伝え、余分な光はカットできるように、遮光板(右写真)を必ず使う。XZ-2の専用防水ハウジングPT-054には同梱されている。

光ファイバーケーブル1本のみ使用の場合は、差し込まない穴に、付属のゴムキャップをはめ込んでおく。遮光板を使わないと、写真の一部分だけが明るくなるトラブルが発生する。

●シーン別撮影テクニック

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ジンベエザメの撮影では、フラッシュを使ってはいけない決まりになっている場合が多い。泳ぎながら撮影する場合でフラッシュを使わないときは、フラッシュを外していく。邪魔にならないし、軽く、流れの影響も受けにくくなる。

◆カメラ:OLYMPUS XZ-2
◆撮影モード:水中ワイド
◆絞り値:F2.8
◆シャッター速度:1/800
◆ISO:100
◆フラッシュ:OFF
◆露出補正:+0.7EV
◆WB:水中

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ワイドコンバージョン&2灯外部フラッシュの活躍が一番発揮できるシーン! 露出補正で背景のブルーを演出し、フラッシュ光は多すぎないように調整する。何枚も撮って、コレ!という満足のいくカットを狙ってほしい。フラッシュをセットする位置は、かなり後方から照射する。

◆カメラ:OLYMPUS XZ-2
◆撮影モード:水中ワイド
◆絞り値:F2.5
◆シャッター速度:1/400
◆ISO:100
◆フラッシュ:ON(-2.7EV)
◆露出補正:-1.3EV
◆WB:水中

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半水面写真を狙う場合は、ワイドコンバージョンレンズを外す。つまりこのシーンは外付けアクセサリーは無なのだ。「?」と思う方も多いはず。ワイドコンバージョンレンズとハウジングの間に海水が満たされているので、レンズを持ち上げると、満たされていた海水が抜け、水平線が2本、写真の中に写ってしまう。気をつけよう!

◆カメラ:OLYMPUS XZ-2
◆撮影モード:水中ワイド
◆絞り値:F8.0
◆シャッター速度:1/800
◆ISO:100
◆フラッシュ:OFF
◆露出補正:+0.3EV
◆WB:水中

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失敗フォトクリニック
先日、お勧めのセットを購入したのですが、外部フラッシュを使うと、真っ白くなります。フラッシュの故障でしょうか?
◆カメラ:OLYMPUS XZ-2
◆撮影モード:水中ワイド
◆絞り値:F3.9
◆シャッター速度:1/60
◆ISO:1250
◆フラッシュ:ON
◆露出補正:-0.3EV
◆WB:水中
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ph15処方

XZ-2は明るいレンズを搭載しているので、外部フラッシュを載せた場合、発光量はほんの少しで良いのです。

フラッシュ補正を使って、必要な量をシーンに合わせて、自分でコントロールします。
@コントロールパネルでフラッシュ補正を呼び出します。
Aフラッシュ補正を選択して、マイナス方向へ調整します。トライ&エラーで必要な量になるまで調整すると良いです。

↑上の写真/フラッシュ補正0.0EV

→右の写真/フラッシュ補正-1.7EV

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@コントロールパネルでフラッシュ補正を選択
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Aフラッシュ補正をマイナス方向へコントロール

清水淳

清水 淳 プロフィ−ル

しみずじゅん。1964年埼玉県生まれ。「水中から見上げた空」をメインテーマに半水面や海辺の風景撮影を撮り続けている。ダイビング専門誌やカメラ関係誌などで執筆や撮影を行ないながら、沖縄・那覇にて水中写真教室《マリーンプロダクト》を主宰。著書に「誰にでも撮れる水中写真」「デジタルカメラで簡単水中写真」がある。社団法人日本写真家協会会員

◆清水淳 オフィシャルウェブサイト  http://www.marine-p.com/shimizu/

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