「#ダイビングって楽しい」ハッシュタグキャンペーン実施中! 「PADIスペシャルティ・キャンペーン」開催中!
全国のPADIショップリスト
←第39回 撮りたいこの一枚 ボホールB コラムTOP 第41回 撮りたいこの一枚 ラパス→
第40回 各地のダイブサイトで撮りたい この一枚
フィリピン・ボホール/キンギョハナダイ編
ph

今月のお手本

◆カメラ:OLYMPUS E-PL7
◆レンズ:M.ZUIKO DIGITAL12mmF2.0
◆ハウジング:PT-EP12
◆フラッシュ:UFL-3
◆ポート:FP8-9U/MP
◆撮影モード:水中ワイドモード
◆絞り値:F8.0
◆シャッター速度:1/160
◆露出補正:-1.7EV
◆ISO:AUTO(200)
◆フラッシュ:ON(-1.0EV RC)
◆WB:水中WB
◆水深:-10m

ph2014年5月から、各地のダイブサイトで撮りたい水中写真をピックアップして、その撮影手法について解説&紹介していく企画がスタートした。一年を通していろいろなダイブサイトへ撮影に行くが、それぞれのポイントで様々な水中撮影の楽しさに出会う。その時々に感じた気持ちを作品にしながら、いかに簡単に楽しく撮影するにはどうしたら良いか?といった観点で話を進めていきたい。

少し前から、日本から近くてアクセスの良いフィリピンでの撮影を紹介しているが、今回はフィリピン/ボホールで出会える「キンギョハナダイ」の撮影について解説する。

フィリピンの海にエントリーするとすぐ、スズメダイやハナダイの仲間たちがすごく多いことに気づき、魚影の濃さに感激する。いろいろな色のハナダイに出会えて、それを「綺麗な写真に仕上げたい!」と誰もが思うはず。

キンギョハナダイの撮影は、誰でも、どんなカメラでも、季節や時間帯にかかわらず安易に取り組めるものだが、意外に難しい。今までそこにいたはずなのに、狙うといなくなっていたり、浮遊物ばかりが光ったりと悩みは多い。

うまく撮るコツは、天候が良く、浅い水深で、潮の流れがあるときに、潮下からハゼに近づくほどのスローなアプローチを心がけると意外にうまくいく。ぜひ試してみていただきたい。

カメラの設定

使用する撮影モードは「水中ワイド」モード。基本的に水中でのワイド撮影はこのモードを使う。
カメラのファンクションボタン(FN)に水中モードの呼び出しを割り振って使う。このモードにセットすれば、難しいチューニングは不必要。ワンタッチで水中でのワイド撮影に最適な状態にセットされる。
モニターの左隅に魚3尾のマークが出たらセット完了!
内蔵フラッシュで撮影する場合は、ISOをAUTOにセットするのを忘れないように行なう。

ph


フラッシュOFFを使う

浮遊物の多い環境なので、フラッシュOFF撮影を積極的に使う。 外部フラッシュを使っている場合は、外部フラッシュをOFFにするのではなく、内蔵フラッシュ自体をOFFにセットする。カメラに自然光主体の撮影をさせるためだ。

ph


フラッシュONとOFF. 雰囲気が随分と違ってくる。 どちらが良いとか悪いとかではなく、両方ともに楽しみたい。

フラッシュONの場合、発光量を下げ気味にセットしたい。

ph

フラッシュON

フラッシュOFF

撮影方法

浮遊物が多いことがよくある環境なので、フラッシュOFFの撮影が向いている場合が多い。
フラッシュOFF(自然光)の場合、太陽の光の向きに気をつける。 順光と逆光では雰囲気が随分と変わってくる。
逆光の場合、ふんわりとした雰囲気に仕上がる。
キンギョハナダイの色をしっかり出したい場合は順光の方が良い。
露出補正を明るめにセット(-0.3EV〜-0.7EV)。
水深が浅く、太陽光いっぱいの環境で撮影したい。

ph

逆光

ph

順光

アプローチの仕方

キンギョハナダイは臆病でシャイな被写体。 アプローチが派手だとサンゴの隙間に隠れてしまうので、かなりゆっくりアプローチする必要がある。

潮の流れが強い時には近づきやすい。 キンギョハナダイが泳ぐのに一生懸命になり、ダイバーの接近を許してくれるようだ。

ph

標準レンズでの撮影

撮影には、広角レンズが背景のきれいなブルーと周りの環境を入れ込めるので常用するが、標準ズームで切り取るのも手だ。 ズームを望遠側にするのではなく、広角側で近づいてキンギョハナダイを大きく写す手法を使う。 被写界深度が広く、ピンボケも防げる。

◆カメラ:OLYMPUS O-MD E-M1
◆レンズ:M.ZUIKO DIGITAL12-50mmF3.5-6.3EZ
◆ハウジング:PT-EP11
◆フラッシュ:UFL-1
◆撮影モード:水中ワイドモード
◆絞り値:F5.6
◆シャッター速度:1/200
◆露出補正:-1.7EV
◆ISO:AUTO(200)
◆フラッシュ:ON(-2.0EV )
◆WB:水中WB
◆水深:-10m

ph
ph

望遠マクロレンズでの撮影

望遠マクロレンズで少し離れた位置から(といっても50cmくらい)、脅かさずに泳いでいるシーンを狙うのも楽しい。 被写界深度が薄く、ピントが合う確率が下がり、1ダイブで数枚成功する程度の撮影だが、時間を忘れて没頭してしまう。 E-M1/PT-EP11/ZUIKO DIGITAL50mmF2.0+EC20

ph


失敗フォトクリニック
キンギョハナダイが乱舞しているシーンを見つけ、フラッシュONで撮影しました。ブルーバックのサンゴに群れているシーンを狙いましたが、画面が白くなり、がっかりです。
◆カメラ:E-M1
◆レンズ:M.ZUIKO DIGITAL12-50mmF3.5-6.3
◆ハウジング:PT-EP11
◆撮影モード:水中ワイド
◆絞り値:F5.6
◆シャッター速度:1/200
◆露出補正:-1.7EV
◆ISO:200
◆フラッシュ:ON(-2.0)
◆WB:水中WB
ph

処方

標準ズームレンズは、ズームをワイド側いっぱいにセットしても、水中撮影では画角が広いとは言えず、頭に思い浮かべたイメージで撮影すると失敗する場合があります。イメージを切り取るほどに被写体に近づいて撮影します。

データを拝見すると露出補正、フラッシュ補正は問題ないです。そのまま近づくだけで、良好な写真にでき上がるはずです。

ph

露出補正-1.7で撮影


清水淳

清水 淳 プロフィ−ル

しみずじゅん。1964年埼玉県生まれ。「水中から見上げた空」をメインテーマに半水面や海辺の風景撮影を撮り続けている。ダイビング専門誌やカメラ関係誌などで執筆や撮影を行ないながら、沖縄・那覇にて水中写真教室《マリーンプロダクト》を主宰。著書に「誰にでも撮れる水中写真」「デジタルカメラで簡単水中写真」がある。社団法人日本写真家協会会員

◆清水淳 オフィシャルウェブサイト  http://www.marine-p.com/shimizu/

ダイビング・水中写真応援サイト フォトパス マリン
ダイビング・水中写真応援サイト フォトパス マリン
★もっと水中撮影が上手になりたい人におすすめ!
水中フォトグラファー・スペシャルティ・コース
デジタル水中フォトグラファー・スペシャルティ・コース
banner
←第39回 撮りたいこの一枚 ボホールB コラムTOP 第41回 撮りたいこの一枚 ラパス→

back

Facebookページ Twitter Google+ページ Youtube