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第41回 各地のダイブサイトで撮りたい この一枚
メキシコ・ラパス/アシカ編
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今月のお手本

◆カメラ:OLYMPUS E-PL7
◆レンズ:M.ZUIKO DIGITAL12mmF2.0
◆ハウジング:PT-EP12
◆ポート:FP8-9U/MP
◆撮影モード:水中ワイドモード
◆絞り値:F7.1
◆シャッター速度:1/100
◆露出補正:-0.7EV
◆ISO:AUTO(200)
◆フラッシュ:OFF
◆WB:水中WB
◆水深:-7m

ph2014年5月から、各地のダイブサイトで撮りたい水中写真をピックアップして、その撮影手法について解説&紹介していく企画がスタートした。一年を通していろいろなダイブサイトへ撮影に行くが、それぞれのポイントで様々な水中撮影の楽しさに出会う。その時々に感じた気持ちを作品にしながら、いかに簡単に楽しく撮影するにはどうしたら良いか?といった観点で話を進めていきたい。

今月は、日本の裏側メキシコ・ラパスでのアシカ撮影について解説する。日本からメキシコ・ラパスに行くには、直行便でメキシコシティーまで14時間、そこから国内線でラパス空港まで行く方法と、アメリカ国内で乗り換えてサンホセデルカボ(ロスカボス)空港まで行き、陸路3時間で行く、2通りの方法がある。陸路が短く、面倒なアメリカ国内乗り換えがないメキシコ直行便が便利だ。

ラパスは子どもの頃に絵本で見たような砂漠の街で、パステルカラーの街並みが美しい。ラパス最大のアシカコロニーがあるロスイスロテス島は、ラパス市内からボートで約1時間。アシカの子どもたちと遊ぶには9月中旬のシーズンがオススメだ。

アシカは動きがとても速く、気まぐれな性格。チャンスに恵まれないと撮影にならない日もある。撮影目的で行くなら、ダイビングすべてアシカダイブにしたい。

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浮遊物も多く、マリンスノーが発生しやすいので、ノンフラッシュ(自然光撮影)がオススメ。
一眼の場合、フラッシュOFFを選択するとシャッター速度の制限がなくなるので、ブレが出にくい。

自動感度設定(ISO AUTO)を選択しておき、上限をノイズが出ないギリギリまで上げておくのがコツ。
水面を群れでお昼寝するアシカもいれば、岩の陰でジーっとしている個体もある。まるでワンちゃんのようだ!

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9月中旬になるとアシカの赤ちゃんたちが生まれて初めての泳ぎを始める。 この子たちは、コロニーの真下の縦穴付近で出会える。(写真右)

好奇心旺盛で、フラッシュは歯形だらけになる。翌日は外して撮影することにした。 撮影しているダイバーのフィンを噛んだり、髪の毛をひっぱたりと、いたずらが大好き。 1才児、2才児とはコロニーの外側のブルーの海で遊べる。(写真左)

カメラの設定

使用する撮影モードは「水中ワイド」モード。基本的に水中でのワイド撮影はこのモードを使う。
カメラのファンクションボタン(FN)に水中モードの呼び出しを割り振って使う。このモードにセットすれば、難しいチューニングは不必要。ワンタッチで水中でのワイド撮影に最適な状態にセットされる。
モニターの左隅に魚3尾のマークが出たらセット完了!

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浮遊物の多い環境なので、フラッシュOFF撮影を積極的に使う。
被写体の動きが速いので、感度は高めにセットするか、自動感度設定で低輝度環境でブレを防ぐ。

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フラッシュOFFを使う

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ISO感度をAUTOにセットする

撮影方法

コロニー下の場所は、浮遊物が多いのでフラッシュOFFの撮影が向いている。
次々とアシカの赤ちゃんが水面から降りてくるので、撮影を忘れるほど楽しいダイビングになる。
動きが速く、ワーキングディスタンスも短いので、ブレが出る。ISO3200くらいまで上げて対応したい。
露出補正は明るめにセット(-0.3EV〜-0.7EV)。
ブルーウォーターでの撮影では、順光になるように陣取り、太陽光いっぱいの環境で撮影したい。

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コロニー下の場所

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コロニー外側のブルーウォーター

フィッシュアイレンズを選択した場合、アシカにバッチリ寄らなければならず、気まぐれなアシカが近づいてくれないと大きく写らない。水中撮影に慣れない方、ダイビング経験が浅い場合には、フィッシュアイレンズではなく広角レンズがオススメ。(例:M.ZUIKO DIGITAL12mmF2.0にドームポートFP8-9U)

phアシカと遊ぶダイブサイトは水深が浅く、晴れた日には明るい水中となるので、今回は水中フラッシュを外しての撮影とした。

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HDR(ハイダイナミックレンジ)での撮影

水底から水面を見上げての撮影になることが多いアシカ撮影は、逆光撮影になりやすい。アシカがシルエットになってしまう場合があるので、HDR撮影が効果抜群! フラッシュOFFなのでシャッター速度の制限がなく、シルエットにならずに済む。 水中ワイドモードのままではHDR撮影ができないので、Aモード&水中WBで対応する。

◆カメラ:OLYMPUS O-MD E-M1
◆レンズ:LUMIX G8mmFISHEYE F3.5
◆ハウジング:PT-EP11
◆レンズポート:FP8-9U
◆撮影モード:Aモード
◆絞り値:F5.6
◆シャッター速度:1/320
◆露出補正:-0.3EV
◆ISO:AUTO(200)
◆フラッシュ:OFF
◆WB:水中WB-1STEP(G)
◆HDR1
◆水深:-10m

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失敗フォトクリニック
アシカの動きが速くて、ブレブレの写真ばかりでした。。。
◆カメラ:E-M1
◆レンズ:LUMIX G8mmFISHEYE F3.5
◆ハウジング:PT-EP11
◆撮影モード:水中ワイド
◆絞り値:F4.0
◆シャッター速度:1/30
◆露出補正:-0.7EV
◆ISO:320
◆フラッシュ:OFF
◆WB:水中WB
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処方

動きが速く、止まったと見えても頭だけ動かしたりと、動きが読めないのがアシカ撮影。感度をマメに調整したいところです。 ISO AUTOが選ぶ感度より高めに手動設定した方が良い場合がありますが、明るい環境になった場合に戻すことが必要です。


清水淳

清水 淳 プロフィ−ル

しみずじゅん。1964年埼玉県生まれ。「水中から見上げた空」をメインテーマに半水面や海辺の風景撮影を撮り続けている。ダイビング専門誌やカメラ関係誌などで執筆や撮影を行ないながら、沖縄・那覇にて水中写真教室《マリーンプロダクト》を主宰。著書に「誰にでも撮れる水中写真」「デジタルカメラで簡単水中写真」がある。社団法人日本写真家協会会員

◆清水淳 オフィシャルウェブサイト  http://www.marine-p.com/shimizu/

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