「#ダイビングって楽しい」ハッシュタグキャンペーン実施中! 「PADIスペシャルティ・キャンペーン」開催中!
全国のPADIショップリスト
←第2回 スーツの素材(後編) コラムTOP 第4回 スーツ選びの流れ→

ウエットスーツ選び

ダイビングを楽しむうえで欠かせないのが「ウエットスーツ」。
どんなスーツであれば、より快適にダイビングを楽しむことができるのか。
ウエットスーツ選びのポイントを詳しく紹介します。
これを読んで皆さんも、自分にぴったりのウエットスーツを選んでくださいね。

協力/株式会社モビーディック

−第3回− ウエットスーツのタイプとサイズについて知ろう

ウエットスーツ選びのポイントとして、第1回第2回は「素材」について紹介しました。第3回となる今回は、「タイプ(スタイル)」と「サイズ」について詳しく紹介します。

★ウエットスーツのタイプ(スタイル)について

ウエットスーツにはフルスーツ以外にも
いろいろなタイプ(スタイル)がある

ウエットスーツというと、長袖長ズボンのいわゆる「フルスーツ」、「ワンピース」といわれるものを想像する人が多いかもしれませんが、実は一般的に知られている以上に、ウエットスーツには様々なタイプ(スタイル)があります。

例えば、袖が半袖になったタイプは「シーガル」と呼ばれています。完全に袖がないタイプは「ロングジョン」。半袖半ズボンのタイプは「ショートスリーブ」や「スプリング」、「ショーティ」などと呼ばれます。また、上着だけのタイプのものは「ボレロ」や「タッパー」、これにさらにフードがついてくると「カブリ」となり、股にかける「ビーバーテイル」などと呼ばれるものもあります。フルスーツ以外のものについては、「ボレロ+シーガル」や「ボレロ+ロングジョン」といったように2つのものを組み合わせることが多いので、「ツーピース」と呼ばれるスタイルになり、様々な組み合わせが考えられます。

この「ツーピース」のメリットは、ひとつは「保温性が高められる」ということ。重ね着をしているようなイメージで、ワンピースよりも2重になっているエリアが増えるため、ウエットスーツで潜れる季節や深度を増やすことができます。ワンピースでも、ベストなどのインナーを着ることで保温性を高めることは可能ですが、インナーを着るという前提でスーツを作ると、緩くなって保温性が下がる恐れがありますし、ピッタリとしたスーツの中にインナーを着ると、きつくて苦しくなる可能性もあります。もうひとつは、逆に暑いとき、例えば水温の高い南の島などでは、上着は脱いでしまって下だけで潜るなど、快適に潜れるように対応できることです。幅広い水温でのダイビングを快適に楽しめるのが「ツーピース」の大きな魅力。胴体だけ5mm、腕だけ3mmなどのリクエストも可能で、どんな組み合わせにするか考えるのもウエットスーツ選びの楽しみといえます。

なお、どのタイプ(スタイル)のウエットスーツを選ぶかは、「ドライスーツの有無」によっても変わってきます。「ドライスーツを持っていない」、あるいは「ドライスーツを持ってはいるが、苦手であまり着たくない」という理由で、できるだけウエットスーツで潜れるシーズンを長くしたいという人は「ツーピース」がおすすめ。一方で、ドライスーツを持っており、「夏の暑い時期だけウエットスーツで」という人は、3mmのワンピースがあれば十分かもしれません。自分がどのようにダイビングを楽しむかを考え、選択するといいでしょう。

ファスナーは前開き? 後ろ開き?
手首や足首にはつけるべき?

ウエットスーツのファスナーは、以前は背中側についている(後ろ開き)が一般的だったのですが、最近では前開きのファスナーが人気となっています。タンクを背負うので前にあったほうがいいというのも理由のひとつですが、それ以上に大きなメリットとして、特に女性ダイバーに好評なのが、髪の毛が絡まりにくいということ。髪の毛が長い女性ダイバーの場合、ファスナーが後ろだと絡まってしまうことがよくあります。また、船酔いをしやすい人は、首のところを開けて楽にしやすいというのも、前開きファスナーのメリットです。唯一のデメリットは、後ろ開きファスナーに比べて脱ぎにくいということでしょうか。

また、手首と足首のファスナーは、ついていたほうが圧倒的に着やすく、特に手首足首の細い女性ダイバーはぜひつけておきたいところ。ファスナーからの浸水に関しては、メーカー側も工夫しており、浸水したとしても直接肌に触れないように裏あてがついていたり、ファスナー自体を水が入りにくいものになっているので、それほど気にする必要はありません。ただ、どうしても構造上、塩がみや砂がみを起こすリスクがあるので、しっかりとメンテナンスすることを心がけましょう。

★ウエットスーツのサイズについて

体にぴったり合ったサイズのウエットスーツを着るというのは大原則。体に合っていないウエットスーツだと、スーツの本来持っている機能(保温・保護など)が損なわれてしまいます。緩すぎれば水が入ってくるし、きつすぎれば動きにくく、それがストレスとなって呼吸量が増えるなどし、最終的には減圧症の発症リスクを高めることにもなってしまいます。

以下は、お店で吊るしで販売されている、レンタルでも使われることの多い、メーカー既製ウエットスーツのおおまかなサイズ表です。最近の欧米体形化によって、身長はLだけれども体重はMとか、スポーツをやっていてがっちり体形の人は、胸囲はLだけれど身長はMとか、この表に当てはまらない人も多いようです。少しでもサイズが合わないようであれば、オーダーメイドで自分の体に合ったウエットスーツを作ることをおすすめします。

男性
  身長 体重 胸囲 腹囲 尻囲
S 165cm〜170cm 60kg〜65kg 90cm〜95cm 75cm〜80cm 90cm〜95cm
M 170cm〜175cm 65kg〜70kg 93cm〜98cm 77cm〜82cm 92cm〜97cm
L 175cm〜180cm 70kg〜75kg 95cm〜100cm 80cm〜85cm 95cm〜100cm
女性
  身長 体重 胸囲 腹囲 尻囲
S 150cm〜155cm 45kg〜50kg 78cm〜83cm 60cm〜65cm 85cm〜90cm
M 155cm〜160cm 50kg〜55kg 80cm〜85cm 63cm〜68cm 88cm〜93cm
L 160cm〜165cm 55kg〜60kg 82cm〜87cm 66cm〜71cm 91cm〜96cm

オーダーメイドのウエットスーツは
どうやって採寸する?

ph

股下や背丈など、計測がずれやすい箇所も正確に測ることができる専用の採寸治具。

ph

オーダーメイドの場合、全身の32カ所を計測し、体にぴったり合ったウエットスーツを作ることができます。

オーダーメイドでウエットスーツを作る場合、《日本ウェットスーツ工業会》が採寸の基準を作っており、全32カ所の計測を、専用の採寸治具を使って採寸していくことが推奨されています。この採寸冶具がないと正確に測れないのが股下や背丈などの計測。股下や背丈は計測がずれやすいので、誰が測っても同じように正確にできるように、専用の冶具が用意されているのです。

せっかくフルオーダーで作っても、正確に採寸できていないと、隙間ができてしまったり、きつすぎたりで、体にぴったりのスーツになりません。ですので、オーダーメイドのウエットスーツを購入するお店を選ぶひとつの目安として、この冶具を持っているかどうかを確認するといいでしょう。また、《日本ウェットスーツ工業会》で採寸講習を開催しており、受講者には認定証が発行されています。採寸技能を持っている証明となりますので、それが掲示されているお店かどうかも、きちんとした採寸がしてもらえるかどうかの判断基準のひとつになります。

もしも太ってしまって
サイズが合わなくなったら・・・

第1回で「スーツのゴムはできたての食パンのようなもの」という話をしましたが、ウエットスーツは時間が経つと共にだんだん硬くなって縮んできます。実はメーカーによって、新品の状態をベストな状態としてお届けするというメーカーと、最初は緩めである程度使ったときにベストな状態になるように調整しているメーカーがあるそうです。例えば《モビーズ》の場合は、新品時がジャストフィット。窮屈に感じて快適ではなくなったときが買い替え時という考え方。とはいえ好みは人によってさまざまなので、《モビー》では「標準」と「ゆったりめ」を設けています。「ゆったりめ」だと、重要な部分はぴったり締めて水密性を落とさず、それほど重要ではないところは、少しゆったり着られるように最適なゆとり幅を設定。インナーを想定している場合も「ゆったりめ」がおすすめです。

ちなみに、自分の体形が変わってしまった場合、ウエットスーツを「修理」するという手もあります。いわゆる「サイズのお直し」です。部分的にパネルを入れ替えて調整することが可能で、例えば太ももが大きくなってきついという場合、そこのパネルだけ外して、少し大きくしたものを入れることができます。ほかにも、着心地が快適でなくなってきたので変えたいとか、気分が変わって色を変えたいといったリクエストにも対応可能。生地が切れてしまったところを直すこともできるので、気になる部分があれば、まずはお店に相談してみてはいかがでしょうか。

⇒次回は「世界にひとつだけ! マイスーツの選び方」をお届けします。

モビーディック

←第2回 スーツの素材(後編) コラムTOP 第4回 スーツ選びの流れ→

back

Facebookページ Twitter Google+ページ Youtube