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  自然写真家・高砂淳二氏が世界のさまざまな海で出会った魅力たっぷりの水中シーンをお届けします。(毎月第1金曜更新)

〜第2回 パプアニューギニア〜

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パプアニューギニアという国は、なんとなく「未知な国」、「想像しにくい国」、といった印象が強いかもしれない。海にも山にもたくさんの部族があってそれぞれ別の言語を使い、不思議なお面や衣装を身につけて、踊り、闘い、祭りをする。ノコノコとダイビングなんかしに行って、楽しんでこられるのだろうか? そんな印象も、もしかしたらあるかもしれない。  

しかし、はっきり言ってパプアニューギニアのダイビングはおもしろい。世界の有名ダイビングスポットの多くは、回遊魚が凄いとか、サンゴが美しくてやさしいとか、わりと特徴がはっきりしているものだけれども、パプアニューギニアの海は、回遊魚、サンゴやソフトコーラル、小モノ、透明度など、どれをとっても超一流なのだ。 僕は個人的には、回遊魚を必死に追いかけて、あれがいた、これを見た、といったタイプのダイビングや水中撮影などよりは、美しい海に漂い、どっぷりとそこに浸かって、その雰囲気を写真で表現する、という楽しみ方の方が好きだ。

たとえばそんな僕には、夢のようにカラフルなサンゴが海底を被い尽くす、ニューブリテン島にある「キンベ湾」。ハードコーラルとソフトコーラルが見事に混じり合い、ところどころに適度に魚が配置されていて、それがこちらの動きや海流などにより、時々絶妙なシャッターチャンスを与えてくれる。じっと同じ場所で息をひそめて待っていると、サンゴの下に隠れていた小さな生物たちが、少しずつ姿を現してきてくれたりもする。

僕のもうひとつのパプアニューギニアでの楽しみは、素朴な集落を訪ね歩くことだ。一般的なイメージとはちょっと違い、人々は本当に素朴で明るく、みんなで冗談を言い合ったり、手伝ったりし合いながら楽しそうに暮らしている。古き良き日本を見ているような、何とも言えない懐かしさに包まれるのだ。

リゾートはけっして豪華とは言えないけれど、海でも陸でも幸せに浸れる場所、パプアニューギニアはそんなところだ。

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撮影こぼれ話
南の島で幅広く楽しまれていること、そう「ビンロウ噛み」だ。ビンロウの実を石灰と一緒に噛むと、口の中が麻痺したようになりちょっと気分がハイになる。まあ南の島の人の嗜好品だ。しかし噛むと口の中は真っ赤になり、その口でニヤッとされたら、血を吸ったばかりのドラキュラのような、なんとも不気味な顔になってしまうのだ(上写真参照)。慣れるとそれがまた可笑しくて、わざと笑わせたくなってしまう。

高砂淳二

高砂淳二 プロフィ−ル

たかさご じゅんじ。自然写真家。1962年、宮城県石巻市生まれ。 ダイビング専門誌の専属カメラマンを経て1989年に独立。 海の中から生き物、風景まで、地球全体をフィールドに、自然全体の繋がりや人とのかかわり合いなどをテーマに撮影活動を行っている。 著書は、月の光で現れる虹を捉えたハワイの写真集「night rainbow 〜祝福の虹」(小学館)をはじめ、「虹の星」、「free」、「BLUE」、「life」(ともに小学館)、「ハワイの50の宝物」(二見書房)、「クジラの見る夢 〜ジャックマイヨールとの海の日々〜」(七賢出版)、「南の夢の海へ」(PIE BOOKS)など多数。 2011年5月には、ハワイの写真集「Children of the Rainbow」(小学館)が発売された。 「太平洋島サミット記念写真展"PACIFFIC ISLANDS"(コニカミノルタ・プラザ)」 、ザルツブルグ博物館、渋谷パルコ、阪急百貨店など、写真展多数開催。

◆高砂淳二 オフィシャルウェブサイト  http://www.junjitakasago.com
◆高砂淳二 オフィシャルブログ http://junjitakasago.com/blog/
◆高砂淳二 Facebookページ http://www.facebook.com/JunjiTakasago


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