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  自然写真家・高砂淳二氏が世界のさまざまな海で出会った魅力たっぷりのシーンを、旅の体験談と共にお届けします。

〜第22回 ペンギンに出合える島〜

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海や海辺の生き物で、見ていて心が和むものといえば、イルカやアシカを想い浮かべる人が多いかもしれない。しかし、イルカやアシカに匹敵するほどの“和ませ力”をもっている生き物がいる。ペンギンだ。

スクーバダイビングでタンクをつけて海の中で出合う、というのではないけれど、海辺で、極端に短い2本足でエッチラオッチラ(でも一生懸命)歩く彼らの姿を見ているだけで、瞬時に心はほんわか、顔はニコニコになってしまう。

その上、鳥であるペンギンも、なんと哺乳類に勝るとも劣らない好奇心の持ち主なのだ。南大西洋に浮かぶフォークランド諸島で、ペンギンで埋め尽くされているビーチにひとりで入っていったときのこと。初めは僕の周りに半径5メートルほどのスペースを空けて遠巻きにこちらの様子をうかがっていたのだけれども、腹ばいで静かに撮影しているうちに次第に間隔を詰めてきて、しまいには僕の足やカメラバッグをくちばしでイタズラするようになったのだった。もちろん腰は引けているのだが、好奇心が上半身を僕の方に極端に曲げさせているようで面白かった。

彼らは陸では不格好だし、成鳥でもよちよち歩き、しかも慌てるとすぐにコケてしまうような、いわゆるおとぼけキャラだ。でも仲間につつかれたり、海から上がるときに波にもまれて転んでしまったりしたときなどでも、その直後にはまた遊びに興じていたし、こちらにも興味津々のままだった。フォークランド諸島のペンギンたちは、僕らに「これでいいんだよ!」とでも教えてくれているかのように、本当に楽しそうに暮らしていた。

彼らは和みのキャラであるだけでなく、ハッピーに生きる天才なのだ。

写真展「ペンギン・アイランド」が東京と大阪で開催!

5月に写真集「ペンギン・アイランド」が発売されたのを記念して、東京(7月11日〜)と大阪(8月8日〜)の《オリンパスギャラリー》にて、写真展が開催されます。フォークランド諸島で撮影されたものを中心に、60点の作品が展示され、愛嬌のあるペンギンたちの姿をじっくりお楽しみいただけます。ぜひご来場ください。 

詳しくはこちら

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※写真をクリックすると大きな画像が見られます

撮影こぼれ話

ペンギンの立ち姿は、ほとんどの人は見たことがあるだろう。でも座った姿を知っている人は少ないと思う。なぜかというと、足が極端に短いので立ち姿とほとんど変わらないからだ。

ただ、立っている時にはお尻が微妙に地面から上がっているのだけれど、座っているときには地面にしっかりとついている(上の3番目の写真参照)、という微妙な違いだけ。

機会があったらよく見てみてください。


高砂淳二

高砂淳二 プロフィ−ル

たかさご じゅんじ。自然写真家。1962年、宮城県石巻市生まれ。 ダイビング専門誌の専属カメラマンを経て1989年に独立。 海の中から生き物、風景まで、地球全体をフィールドに、自然全体の繋がりや人とのかかわり合いなどをテーマに撮影活動を行っている。
著書は、月の光で現れる虹を捉えたハワイの写真集「night rainbow 〜祝福の虹」(小学館)をはじめ、「虹の星」、「free」、「BLUE」、「life」(ともに小学館)、「ハワイの50の宝物」(二見書房)、「クジラの見る夢 〜ジャックマイヨールとの海の日々〜」(七賢出版)、「南の夢の海へ」(PIE BOOKS)、「Children of the Rainbow」(小学館)、「そら色の夢」(PIE INTERNATIONAL)、エッセイ集「夜の虹の向こうへ」(小学館)など多数。2013年5月には写真集「Penguin Island」が発売。
「太平洋島サミット記念写真展"PACIFFIC ISLANDS"(コニカミノルタ・プラザ)」 、ザルツブルグ博物館、渋谷パルコ、阪急百貨店など、写真展多数開催。

◆高砂淳二 オフィシャルウェブサイト  http://www.junjitakasago.com
◆高砂淳二 オフィシャルブログ http://junjitakasago.com/blog/
◆高砂淳二 Facebookページ http://www.facebook.com/JunjiTakasago


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