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  自然写真家・高砂淳二氏が世界のさまざまな海で出会った魅力たっぷりのシーンを、旅の体験談と共にお届けします。

〜第23回 バラクーダに出合える海〜

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普通"バラクーダ"というと、渦のような大きな群れをつくる、ブラックフィンバラクーダやオオカマスのことをいう場合が多いのだけれど、群れをつくるこれらのバラクーダよりも巨大で、たいてい一匹で堂々としているバラクーダも、なかなかの存在感があって僕は好きだ。

この一匹狼バラクーダは、英名が"グレートバラクーダ"、和名は"オニカマス"というもので、見た目やその堂々とした雰囲気がたっぷり込められた、立派な名前を与えられている。巨大な体、鋭く大きな歯、1匹でいてもおどおどしない表情など、まさにその名前に相応しいバラクーダである。グレートバラクーダは世界の海に存在するようだが、特にカリブ海でよく見られる。

初めてケイマン諸島に行った時、ダイビングボートがブイのあるポイントに到着するやいなや、グレートバラクーダ君が1匹どこからともなくやって来てボートの真下に居座り、ダイビング中、ずうっとそこにボヨヨ〜ンと浮かんでいるのに驚いた。彼らはまるでそのポイントの主であるかのように、どのポイントに行ってもその場所のグレートバラクーダ君が登場し、ボートの下に居座るのだった。

ボートの下にいると、ときどき食べものが落ちてくるのか、ボートの作る日陰で居心地がいいのか、あるいは大きなものに守られているようで安心するのかは分からないけれど、いずれにしても他のどの魚も近寄れない雰囲気を醸し出しているようには見えた。1匹で堂々と海に漂って生きていける魚というのは、実は、そう多くはないのだ。グレートバラクーダ君、ユーアー、リアリ―・グレート!!

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※写真をクリックすると大きな画像が見られます

撮影こぼれ話

カリブ海は餌付け天国だ。エイの餌付け、ハタの餌付け、サメの餌付け・・・。そんな、どの魚も狂喜乱舞する餌付けタイムに、時々遠巻きに指をくわえて眺めているのがグレートバラクーダ君。プライドが許さないのか、あるいは性格なのか、遠慮がちにダイバーに寄って来てはまた後ずさる姿が、なんとも可愛い。本当は食べたくてたまらないんだろうなあ。


高砂淳二

高砂淳二 プロフィ−ル

たかさご じゅんじ。自然写真家。1962年、宮城県石巻市生まれ。 ダイビング専門誌の専属カメラマンを経て1989年に独立。 海の中から生き物、風景まで、地球全体をフィールドに、自然全体の繋がりや人とのかかわり合いなどをテーマに撮影活動を行っている。
著書は、月の光で現れる虹を捉えたハワイの写真集「night rainbow 〜祝福の虹」(小学館)をはじめ、「虹の星」、「free」、「BLUE」、「life」(ともに小学館)、「ハワイの50の宝物」(二見書房)、「クジラの見る夢 〜ジャックマイヨールとの海の日々〜」(七賢出版)、「南の夢の海へ」(PIE BOOKS)、「Children of the Rainbow」(小学館)、「そら色の夢」(PIE INTERNATIONAL)、エッセイ集「夜の虹の向こうへ」(小学館)など多数。2013年5月には写真集「Penguin Island」が発売。
「太平洋島サミット記念写真展"PACIFFIC ISLANDS"(コニカミノルタ・プラザ)」 、ザルツブルグ博物館、渋谷パルコ、阪急百貨店など、写真展多数開催。

◆高砂淳二 オフィシャルウェブサイト  http://www.junjitakasago.com
◆高砂淳二 オフィシャルブログ http://junjitakasago.com/blog/
◆高砂淳二 Facebookページ http://www.facebook.com/JunjiTakasago


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