昼
● 真っ暗にならないうちに行なう器材セッティング、バディ同士で念を入れて確認を済ませておきましょう。このときにバディの器材の特徴をよく理解しておくと、見えにくい夜の水中でもサポートがスムーズです。
海に入る前のバディ・チェックはより念入りに。特にオクトパスは暗い水中でもいざという時に迷わず見つけられるよう、お互い指さししながら装着場所と取り外し方を確認しましょう。
暗がりの水際には滑ったりつまずいたりの罠が潜んでいます。バディの足元をライトで照らしてあげると安全に歩けます。
ナイトダイブでは水中ライトで片手が塞がるため、エントリー準備もしにくくなります。そこで、バディがフィンを履く時に水中ライトやカメラを持ってあげたり、フィンのバックル部分などを照らしてあげれば、作業もしやすくなりますね。
ナイトダイビングは水中ライトの照射角分の視界しか見えません。そこでバディで左右に並んで泳ぎ、それぞれが左側、右側の生物探しを担当し、発見したら教えあうようにすれば、より高確率でレアなシーンや生物に遭遇することができます。
バディに水中ライトで被写体を照らしてもらえば、あなたは手振れしないように両手でカメラを持って撮影に集中することができます。
万が一水中ライトが点灯しなくなってしまったトラブルのときのためにバックアップ用の予備ライトを全員が持つべきですが、あなたの予備ライトの他にバディの持つ分がさらに加わることで、その安心感も二倍になります。
ダイビング後の器材洗いのときに水槽の中や手元を照らしてもらうことで、作業がとてもしやすくなります。そしてナイトで失敗しがちなのが「忘れ物」。エキジットエリア、器材を降ろしたところ、水槽、器材干し場、駐車場など、帰路に就く前にバディとライト片手に最後のチェックに行きましょう。