デジカメ上達クリニック〜第15回 カメラ選び
水中世界の感動を写真を残そう!

デジカメ上達クリニック

-第15回- カメラ選び

お手軽なコンパクトタイプから、本格的なデジタル一眼レフまで、いろいろなタイプの水中撮影システムがある。
まずは自分のスタイルに合った撮影システムを探すことから始めよう。

●お手軽コンパクトタイプ

カメラ自体も5~10mの防水仕様になっているコンパクトデジタルカメラなら、防水ケースのメンテナンスに対して安心。メンテナンスミスでリークが生じても、カメラへのダメージはある程度防げる。カメラ自体の大きさもかなり小型なので、水中での携帯性に優れる。

●価格:購入しやすいハウジングとカメラで¥50,000前後
●大きさ:コンパクトで軽量、BCのポケットにも入るほどの大きさ
●扱いやすさ:電源を入れて、モードを合わせてシャッターを押すだけ
●アドバイス:外部フラッシュや大型ワイドレンズの併用を視野に入れるなら、もうワンステップ進んだカテゴリーを勧める。レンズ交換が可能なマイクロ一眼がお勧め。お手軽コンパクトのこのカテゴリーならではのコンパクトさを活かした使い方を優先したい。透明度が良くない環境での撮影なら、クローズアップレンズの併用は必須。

●高性能コンパクトタイプ

通常のコンパクトデジタルカメラに搭載される撮像センサーより格段に大きいセンサーを搭載し、画像処理エンジンも一眼と同様の高性能なタイプを搭載している。レンズ交換はできないが高性能で明るいズームレンズを備え、画質にこだわりを持つカメラ。だが価格もそれなりに高額になるのでお財布には痛いが。。。

●価格:ハウジングとカメラで¥100,000前後
●大きさ:コンパクトで軽量、BCのポケットには入らないが携帯性に優れる
●扱いやすさ:電源を入れて、モードを合わせてシャッターを押すだけ~マニュアルモードを使い凝った撮影手法まで幅広い
●アドバイス:コンパクト性を活かしたシステムで使いたい。外部フラッシュや各種レンズを併用した使い方も可能だが、本格的な撮影に発展しそうであれば、もうワンランク上のマイクロ一眼も視野に入れたい。透明度が良くない環境での撮影なら、クローズアップレンズの併用は必須。

●ミラーレス一眼

小型軽量のミラーレス一眼を水中で使うシステム。 賢い上に、レンズ交換が可能なので、撮影シーンに合わせた撮影手法が選択できる。 内蔵フラッシュを使ったお手軽撮影から、本格的なフィッシュアイレンズを使った撮影まで、幅広いシーンに対応可能。 カメラの性能が高く、コンパクトなシステムが組めるので、簡単に高画質な水中映像が手に入る。ビギナーから上級者までレベルを問わない、最もお勧めしたいシステムだ!

●価格:ハウジングとカメラで¥150,000前後
●大きさ:コンパクトで軽量、水中重量もほぼ中性浮力
●扱いやすさ:電源を入れて、モードを合わせてシャッターを押すだけ~マニュアルモード使い凝った撮影手法まで幅広い
●アドバイス:内蔵フラッシュで撮影できるタイプなら、内蔵フラッシュで撮影したい。外部フラッシュよりコントロールが楽でミスが少ない。ポート交換が可能なタイプを選択すれば、今までデジタル一眼レフで行なっていたような高度な撮影にも対応が可能。

●本格派デジタル一眼レフ

本格的な水中写真を狙うなら、高性能なデジタル一眼レフとそれを収納する金属製防水ハウジング。 撮影シーンに合わせた交換レンズのチョイスが可能で、光学的に無理のないレンズポートを選択&交換が可能。

●価格:高額になる。カメラ¥100,000~、ハウジング¥200,000~、外部フラッシュ&アームなども必要
●大きさ:大型になる。水中での重量はないが、陸上では重い。
●扱いやすさ:電源を入れて、モードを合わせてシャッターを押すだけ~マニュアルモード使い凝った撮影手法まで幅広い
●アドバイス:撮りたい被写体やシーンに合わせてレンズを選ぶことから始める。標準的なズームレンズを使うよりも特徴的な魅力があるフィッシュアイレンズ、望遠マクロレンズを使用すると、独特な作風を楽しめる。

自分のスタイルを探そう!

スノーケリングでの撮影から、本格的なワイドのシーンの撮影など、自分に合ったスタイルを探そう。
最新の撮影機材なら、どの機材でも簡単に撮影ができるようにデザインされている。ダイビングスキルの上手下手ではなく、どんな写真が撮りたいか?が最大のキーポイントだ!

失敗フォト+クリニック

12m防水のコンパクトデジタルカメラを使っています。 スノーケリングでカメラ単体撮影した後、水分をよく拭いて防水ケースに入れてダイビングで使うと、防水ケースのレンズの部分が曇ります。何か良い手はありませんか?
処方
私も経験があります。
デジタルカメラの構造から、水分が入り組んだ部分やボタンなどの周辺に残り、それが防水ケース内で水蒸気化して曇りを生じます。防水ケースに入れて撮影する予定がある場合は、カメラ単体で水中に入れないこと、つまり防水ケースに入れてスノーケリングしていただくことをお勧めします。

清水 淳 Profile


しみずじゅん。1964年埼玉県生まれ。「水中から見上げた空」をメインテーマに半水面や海辺の風景撮影を撮り続けている。ダイビング専門誌やカメラ関係誌などで執筆や撮影を行ないながら、沖縄・那覇にて水中写真教室《マリーンプロダクト》を主宰。著書に「誰にでも撮れる水中写真」「デジタルカメラで簡単水中写真」がある。社団法人日本写真家協会会員
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