デジカメ上達クリニック〜第33回 撮りたいこの一枚 モルディブ
水中世界の感動を写真を残そう!

デジカメ上達クリニック

-第33回- 各地のダイブサイトで撮りたいこの一枚
モルディブ・スノーケリング編


今月のお手本
◆カメラ:OLYMPUS TOUGH TG-3
◆フィッシュアイコンバーター FCON-T01
◆撮影モード:水中スナップモード
◆絞り値:F8.0
◆シャッター速度:1/250
◆露出補正:±0.0EV
◆ISO:100
◆フラッシュ:OFF
◆WB:水中WB
◆水深:-1.5m

2014年5月から、各地のダイブサイトで撮りたい水中写真をピックアップして、その撮影手法について解説&紹介していく企画がスタートした。一年を通していろいろなダイブサイトへ撮影に行くが、それぞれのポイントで様々な水中撮影の楽しさに出会う。その時々に感じた気持ちを作品にしながら、いかに簡単に楽しく撮影するにはどうしたら良いか?といった観点で話を進めていきたい。

今回はインド洋に浮かぶ世界屈指のリゾート、モルディブでの撮影について紹介したい。モルディブの撮影が大好きで、新製品のテスト撮影や自身の作品創作活動が目的で年に数度訪れるが、その魅力は大きく分けて2つ挙げられる。小さな島がひとつのリゾートになっていて食事もダイビングもその島ですべて完結できるこじんまり感が最高。そして明るくクリアーな海の水のハウスリーフがあり、一日中お手軽にスノーケルで楽しめる。

といった訳で、今回はモルディブのスノーケリングで撮る一枚を解説する。モルディブでダイビングする場合、大物系を狙う方はダイブクルーズを好むが、私の場合、リゾートの風景、夕景&星景が目的の大半を占めるので、リゾートステイを好む。スクーバを使わず一日中スノーケリングで浮いている日もあるほど。 天候が良く、風がなく、透明度が良い日が狙い目だ。

必ず水中専用モードを使う!

陸上のシーンはプログラムオートを使って撮影するが、そのままスノーケリングに持ち込んで撮影すると、ホワイトバランスと露出値が合わず、味気ない色合いの写真になってしまう。スノーケリングや浅い水深のスクーバダイビングでは、水中スナップモードを選択する。
設定は水中スナップモード/フラッシュOFF/ズームワイド側最大

プログラムオート

水中スナップモード

時間・天候の影響

狙い目のシーズンは、モルディブの乾期にあたるシーズン。雨期の晴天率は低いことが多く、プランクトンが多くて透明度が低い場合が多い。日本の冬にあたる12月~4月がおすすめ。スノーケリング撮影に必要なのは強烈な太陽光なので、晴天時の撮影が最低条件だ。

時間帯は空気と水の屈折が最小になる10:00~14:00。リゾートからボートダイブのスケジュールを優先すると、美味しい時間帯にリゾートにいられないこともあるので、晴れ、凪の日は一日ビーチにいる!といった覚悟が必要。


夕方

AM 11:30

ワイドコンバージョン・レンズ

今回使用したOLYMPUS TG-3はカメラ単体でワイド側は25mm相当と広い画角を持つが、専用のFCON-T01の併用だと18.5mm相当の画角が得られる。クリアーに写すには、ズームをワイド側最大にセットして、魚の群れにギリギリまで近づいて撮影することになる。フィッシュアイコンバーター併用の場合、同じ距離まで近づいて撮影しても、広い背景の中に魚の群れを入れて撮ることが可能だ。


フィッシュアイコンバーターなし

フィッシュアイコンバーターあり

失敗フォト+クリニック

スノーケリングでの撮影/きれいなサンゴ

スノーケリングでハウスリーフを撮影中、きれいなテーブルサンゴを見つけた。紫、緑の美しい色をしているサンゴに感動したが、イマイチかっこ良く写らない。

サンゴまで水深1~2m。

手を伸ばして撮影。

少し潜ってからパチリ/真上から撮らない!


少し潜って

カメラの向きに気をつける
同じサンゴでもアプローチする角度と方向を考えよう!
真上から撮ると、距離感&立体感がない写真になる。学術的には必要な場合もあるが、かっこ良く撮るには、少し潜ってカメラの高さを低く構えて、横から狙うようにしたい。
アプローチする方向も、背景がきれいなブルーになるようにビーチ側から沖に向かって撮影すると良い感じになる!(写真左)
水面にサンゴが写るくらい思い切ってカメラの高さを下げる方法もある。(写真右)

清水 淳 Profile


しみずじゅん。1964年埼玉県生まれ。「水中から見上げた空」をメインテーマに半水面や海辺の風景撮影を撮り続けている。ダイビング専門誌やカメラ関係誌などで執筆や撮影を行ないながら、沖縄・那覇にて水中写真教室《マリーンプロダクト》を主宰。著書に「誰にでも撮れる水中写真」「デジタルカメラで簡単水中写真」がある。社団法人日本写真家協会会員
⇒オフィシャルサイト

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