デジカメ上達クリニック〜第52回 プロカメラマンの道具箱 【その1】水中・ワイド撮影機材
水中世界の感動を写真を残そう!

デジカメ上達クリニック

-第52回- プロカメラマンの道具箱
【その1】 水中・ワイド撮影機材


今月の道具箱
水中用ワイド撮影機材
◆カメラ:OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ
◆レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 8mm FISHEYE F1.8
◆レンズポート:PPO-EP02
◆水中撮影用外部フラッシュ:UFL-3
◆ブラケット&グリップ:MPBK-02
◆アーム&クランプ:MPアームMセット

今月から、「プロカメラマンの道具箱」として私が普段仕事で使っているいろいろな道具をカテゴリーに分けて紹介していく。水中用カメラから始めて、海外ロケに持って行く時はどうするのか? 夕景や夜景を撮る時は何を使っているか? ダイビングギヤはどんなのを使っているの? 皆さんがいろいろと興味を持っていると思われる「道具」を隠すことなくお見せしたい。

まず今月は、水中用ワイド撮影機材。水中撮影では、大きく分けて「ワイド用」と「マクロ用」を準備している。ワイド撮影の中にも、数種類のレンズを用いて撮影する。レンズに合わせてレンズポートを交換することになるが、余程の特殊環境でない限り、最近では2つのレンズで撮影をしている。

ワイド撮影機材の今と昔

写真左側は、5年くらい前まで使っていたワイド撮影機材。
右側が、現在使用しているワイド撮影機材。
2周りくらい小型軽量化された。
性能はかなり向上している。
小さくなって高性能。

水中ワイド撮影はフィッシュアイレンズが標準的

水中景観、魚の群れ、モデルさん撮影など、一般的な水中撮影はフィッシュアイレンズを使う。
画角が対角線上に180度あるレンズなので、水中用レンズポートはガラス面がドーム形状になっている特殊なポートが必要だ。
ガラス面が平らなフラットポートに収納すると、ケラレが発生する。

ワイド撮影用のレンズ選択

フィッシュアイレンズは、M.ZUIKO DIGITAL 8mm FishEye F1.8。
この他によく使うレンズはM.ZUIKO DIGITAL12mm F2.0。
同じレンズポートに収納可能で、ポート交換がいらないので便利。

M.ZUIKO DIGITAL 8mm FishEye F1.8での撮影

被写体にぶつかるほどに寄って撮ることが必要なレンズ。
半水面撮影やマクロ的な要素を持った撮影にも使用する。
臆病で近づけない被写体の撮影には向かない。

おまけ:ワイドでの撮影フラッシュの位置

最短撮影距離は8mmFEに比べると長く、被写体にゲキ寄りすることはできない。
画角が8mmFEに比べると狭いので、寄れない被写体のワイド撮影に向いている。
サメ、アシカなどの撮影によく使うレンズだ。

おまけ:ワイドでの撮影フラッシュの位置

正面から見てレンズと同じ高さ、左右のフラッシュがレンズに対して線対称な位置に置く。

上方から見て、アームは45度後退させる。
フラッシュの向きはレンズと同じ方向。
フラッシュ発光面が撮像素子より後方。

アームの種類&長さ

水中用外部フラッシュを接続させるアームにはいろいろなタイプがある。
私は、径の小さい細いアームを使っている。外部フラッシュが小型化されたので、それに伴いアームも軽量化した。アーム長さは、3種類用意している。
潮流の強さ、取り回しを考慮して使うアームを決める。

清水 淳 Profile


しみずじゅん。1964年埼玉県生まれ。「水中から見上げた空」をメインテーマに半水面や海辺の風景撮影を撮り続けている。ダイビング専門誌やカメラ関係誌などで執筆や撮影を行ないながら、沖縄・那覇にて水中写真教室《マリーンプロダクト》を主宰。著書に「誰にでも撮れる水中写真」「デジタルカメラで簡単水中写真」がある。社団法人日本写真家協会会員
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