デジカメ上達クリニック〜第53回 プロカメラマンの道具箱 【その2】水中・マクロ撮影機材
水中世界の感動を写真を残そう!

デジカメ上達クリニック

-第53回- プロカメラマンの道具箱
【その2】 水中・マクロ撮影機材


今月の道具箱

水中用マクロ撮影機材

「プロカメラマンの道具箱」として私が普段仕事で使っているいろいろな道具をカテゴリーに分けて紹介していく。水中用カメラから始めて、海外ロケに持って行く時はどうするのか? 夕景や夜景を撮る時は何を使っているか? ダイビングギヤはどんなのを使っているの? 皆さんがいろいろと興味を持っていると思われる「道具」を隠すことなくお見せしたい。

今月は、水中用マクロ撮影機材。水中撮影では、大きく分けて「ワイド用」と「マクロ用」の撮影機材を準備している。マクロ撮影では主に2つのレンズをシーンに合わせて使い分ける。オールマイティーでオートフォーカスの速度が早いM.ZUIKO DIGITAL 60mm F2.8 Macroと、望遠的なマクロレンズで離れた位置から被写体を脅かさずに撮れるZUIKO DIGITAL 50mm F2.0 Macro + EC20。それぞれレンズの長さが異なるので、専用のレンズポートを用意しなければならない。

M.ZUIKO DIGITAL60mmF2.8Macroのシステム

◆カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ
◆レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 60mm F2.8 Macro
◆レンズポート:PPO-EP03
◆水中撮影用外部フラッシュ:UFL-3
◆ブラケット&グリップ:MPBK-04
◆アーム&クランプ:MPアームSセット

マクロ撮影全般に使えるオールマイティなマクロレンズ。レンズの繰り出しがないインナーフォーカスタイプで、オートフォーカスの速度が速い。私自身はどちらかというと接近戦で使っている。近づいても逃げないエビ・カニ・ウミウシ・サンゴなどの撮影に向く。

M.ZUIKO DIGITAL 60mm F2.8 Macro/作品例

共通撮影データ:M.ZUIKO DIGITAL 60mm F2.8 Macro/水中マクロモード

ZUIKO DIGITAL 50mm F2.0 Macro + EC20の撮影システム

◆カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ
◆レンズ:ZUIKO DIGITAL 50mm F2.0 Macro + EC20
◆レンズポート:INON/OLYMPUS 50ポート、 PER-E01×3,PAD-EP08
◆水中撮影用外部フラッシュ:UFL-3
◆ブラケット&グリップ:MPBK-04
◆アーム&クランプ:MPアームSセット

このレンズシステムは、少し離れた位置から被写体を脅かさずに大きく撮るためのレンズシステム。サイズ自体が大きくなり、持ち運びに難点がある。35mmフィルム換算で200mm相当になる。ハゼの撮影には最適。

ZUIKO DIGITAL 50mm F2.0 Macro + EC20/作品例

共通撮影データ:ZUIKO DIGITAL 50mm F2.0 Macro + EC20/水中マクロモード

撮影用LEDライトを使った撮影システム

◆カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ
◆レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 60mm F2.8 Macro
◆レンズポート:PPO-EP03
◆水中撮影用LEDライト:RGBlue SYSTEM02 PC
◆ブラケット&グリップ:MPBK-04
◆アーム&クランプ:MPアームSセット

水中撮影に特化したLEDライトを使用した撮影システム。 水中ホワイトバランスとマッチングがよく、発色の良い画像が手に入る。 高価なライトだがマクロ撮影にはなくてはならないほど有効なアクセサリーだ。被写体を明るく照らすので、AFの速度や視認性がアップする。

撮影用LEDライトと外部フラッシュ


RGBlue SYSTEM02 premium color

外部フラッシュ

撮影用LEDライトを使った撮影システム

クローズアップレンズとは、マクロレンズを使って目一杯被写体に近づいて撮影しても希望の大きさにならず、「もっと大きくしたい」と思った時に便利なレンズ。ポートの外側にセットして最短撮影距離をさらに短くして倍率を上げる。シーンに合わせて使い分ける。F=100mmとF=165mmの2種類を用意している。F=100mmの方が倍率が高い。重ねて2枚使用することもある。


左がF=100mm/MPCU-02
右がF=165mm/PTMC-01

水中での持ち運びはレンズ保護に配慮してレンズホルダーとレンズキャップを使用する

クローズアップレンズ/作品例


クローズアップレンズなし

クローズアップレンズあり

共通撮影データ:M.ZUIKO DIGITAL 60mm F2.8 Macro/水中マクロモード

清水 淳 Profile


しみずじゅん。1964年埼玉県生まれ。「水中から見上げた空」をメインテーマに半水面や海辺の風景撮影を撮り続けている。ダイビング専門誌やカメラ関係誌などで執筆や撮影を行ないながら、沖縄・那覇にて水中写真教室《マリーンプロダクト》を主宰。著書に「誰にでも撮れる水中写真」「デジタルカメラで簡単水中写真」がある。社団法人日本写真家協会会員
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