水中世界の感動を写真を残そう!

デジカメ上達クリニック

-第69回- コンパクトデジタルカメラTG-6&PT-059/MOVIE①

TG-6でカンタンでカッコイイ水中ムービー撮影。お手軽で、高画質、水中ホワイトバランスを活かした鮮やかな仕上がり。撮って出しのTG-6ムービーをiPhoneに標準搭載されるアプリで、サクってカンタンにつないでみました。

カメラ:OLYMPUS TOUGH TG-6
防水ケース:PT-059
ワイドコンバージョンレンズ:UWL-400
ブラケット:MPBK-02
撮影地:沖縄/慶良間

撮影モード:水中スナップモード
フラッシュ:OFF
ホワイトバランス:水中 WB標準(WB2)
露出補正:0.0EV
感度:ISO Auto
TG-6でムービー撮影を楽しむ。

今回から水中でTG-6を使ってカッコイイムービーを簡単に撮る手法を解説する。
大型なデジタル一眼でなくても、この小さなコンパクト機のTG-6でも高画質なムービーを撮影することができる。最低限のアクセサリーを使って、ビギナーでも簡単にムービー撮影を楽しむのが今回のコンセプト。今回から順を追ってワイド系のムービー撮影からマクロのムービー、超高倍率のムービーそして、iPhoneを使った簡単編集とこの連載を見ながら進めていけば、あなたも水中ビデオグラファーになれるかもしれない。

第一回目では、浅く明るい環境でライトを使わず、自然光を生かしたワイド/ムービー撮影から紹介したい。
カメラを水中ムービーの撮影用にチューニングすることから始める。次に、用意したいアクセサリーの紹介。水中でのワイド・ムービー撮影の基本テクニック。

簡単な事から始めてみよう。
撮ったムービーは、スマートホンに転送して、SNSにアップロードしたり、友人に送ったりとダイビングの楽しみがもう一つ増える事間違いなし。

SDカード

ここが肝心で、このSDカードの性能が良くないと、ムービー撮影が上手くいかない。ムービー撮影の場合、静止画と違い一回の撮影で非常に大きなデーターが形成される。そのデータを、記録するのがSDカードの役なのだが、カードの読み込み速度が遅いとカメラ側で生み出されたデータがカードに入る寸前で詰まってしまう。すると、カメラはエラーを検出して撮影ができなくなる。カメラに詳しくない方がこの状態に遭遇すると、カメラからのエラー表示で「カメラが壊れた!」となる。。それだけムービー撮影ではSDカードが重要になる。
カメラ側の画質設定にもよるが UHSスピードクラス3の性能があるカードを選んでいただきたい。私の場合、このメーカーのカードを使用している。ですが人気のあるメーカーの故、残念なことにコピー商品も少なくない。あまりに安価なものは疑った方が良い。大手量販店オリジナルブランドなら間違いがないのでこれを使っている。


静止画で使っていたSDカードの例

ムービーで使いたいSDカード

カメラの設定

水中でのムービー撮影は「水中スナップモード」を使う。元々、自然光を生かした写真撮影用にチューニングした水中モードの一つなのでこれを使う。ズームはワイド側最大にセットする。画質は「4K」が一番高いが、データが大きく、特別にこの画質が必要な場合に使う。スマートフォンで見るのであれば「FHD30P」で十分。ホワイトバランスは、水深、青被り状態にもよるがWB1,WB2,WB3から選ぶ。通常はWB2。


撮影モード(水中スナップ)

画質(FHD30P)

ホワイトバランス(WB2)

ワイドコンバージョンレンズ

最近は軽量でリーズナブルなワイドコンバージョンが手に入る。TG用に設計されたワイドコンバージョンレンズならアダプターも不要で、四隅のケラレも無い。ワイドのムービー撮影では必須のアクセサリー。セット方法は水中で一度外し、ワイドコンバーレンズとハウジングの間のエアーを抜く。手で扇ぐように水を送り気泡も取り除く。


防水ケース:PT-059

ワイドコンバージョンレンズ:UWL-400装着時

ワイドコンバージョンレンズ有りの画角

ワイドコンバージョンレンズ無しの画角

撮影手法

順光で撮影する事で被写体に太陽光を当てる。逆光だと発色が良くなく透明感も半減する。泳ぎながら撮影するとカメラがブレるので、最初は泳がずに撮影する。カメラを振り回さず、静止画を撮る要領でムービー撮影すると失敗が少ない。
一回の録画時間は、20秒くらいにすると集中がキープできる。明るさの調整は露出補正ダイヤルで行う。通常は0.0EVでOK。極浅で明るい環境であれば+0.3EVにセットすると良い。晴れた明るい午前中に撮影するのがコツ。

意識したいこと = 順光


同じ場所で逆光で撮影

同じ場所で順光で撮影

意識したいこと = 短すぎず、長すぎず

意識したいこと = 振り回さない、動かさない

清水 淳 Profile

しみずじゅん。1964年埼玉県生まれ。
水中写真や海辺の風景を撮り続けています。執筆や撮影を行ないながら、沖縄・那覇にて水中写真教室マリーンプロダクトを主宰しています。また、カメラメーカーの研究開発にも携わり、水中撮影モードの開発アドバイザーも務めています。1998年にデビューしたOLYMPUS C900Zoomから最新機種まで全てのOLYMPUS水中モデルのチューニングテストを行なっています。PADI Japan/デジカメ上達クリニック、オリンパス社の水中デジタルカメラ・インプレッション、オリンパスデジタルカレッジ講師、フォトパスマリンの監修をはじめ写真講座やセミナーなどの講演も担当しています。著書に「誰にでも撮れる水中写真」(マリン企画)、「デジタルカメラで簡単水中写真」(サンエイティ)
清水純オフィシャルサイト:https://shimizu.marine-p.com

近年の主な写真展
2020年
「WOW WONDERFUL OCEAN WORLD 」 :オリンパスギャラリー 東京/大阪
「SUMMER 2020 」:Deco’s Dog Cafe

2019年
「SUMMER 2019 」:Deco’s Dog Cafe

2018年
「WOW WONDERFUL OCEAN WORLD 」:オリンパスギャラリー 東京/大阪
「SUMMER 2018 」:Deco’s Dog Cafe

2017年
「UNDERWATER PHOTOGRAPHER As professional 30th anniversary」:オリンパスギャラリー東京/大阪
「SUMMER 2017 」:Deco’s Dog Cafe

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