第3回 SEIKOxPADI AWARE 水中とビーチのクリーンナップと、海洋プラスチックのアップサイクル・ワークショップを実施しました!

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セイコーウオッチ株式会社の本格スポーツウオッチブランド<セイコー プロスペックス>は、PADIとPADI AWARE 財団が取り組む海洋保護活動のひとつである「海洋ごみ(Marine Debris)プログラム」への支援を行なっています。セイコーは、これまでセイコーダイバーズを愛用しているダイバーや、大いなる海への感謝の気持ちを込め、<セイコー プロスペックス>売上の一部を寄付し、海洋保護活動に貢献しています。

日本国内での取り組みとして、3 回目となる「SEIKOxPADI AWARE クリーンナップ」を 2022年12月2日(金)に、神奈川県逗子市にて実施しました。そして、今回はさらに回収した海洋プラスチックをアップサイクルするワークショップを 2023 年 1 月 18 日に実施しました。
1回目2回目のレポートはこちらより

パート1:SEIKOxPADI AWARE クリーンナップ

セイコーウオッチ社員は、逗子海岸のビーチクリーンナップを、PADI ジャパン社員、逗子・葉山ダイビングリゾートのスタッフ、地元の PADI インストラクターは小坪漁港内で水中クリーンナップを実施しました。

当日は、まず参加者全員が「海洋ごみ(Marine Debris)プログラム」における目的と意義を深く理解できるように、まず PADI ジャパン社員よりセイコーウオッチ社員の皆さんに海洋ごみ(デブリ)の発生する原因と影響について講義を実施。その後、それぞれの活動場所へと向かいました。

セイコーウオッチ社員チームは逗子海岸のビーチクリーンナップへ

逗子海岸は日頃からクリーンナップ活動が行われている海岸でもあり、比較的綺麗ではありますが、それでも約1時間のビーチクリーンナップで、15.6kg(可燃ごみ 6.7kg、不燃ごみ 8.9kg)を回収しました。
今回は海岸沿いの国道 134 号線沿いにも活動エリアを広げ、車からポイ捨てされたと思われるごみも回収できました。また、今回は海洋プラスチックをアクセサリーへとアップサイクルするワークショップも実施するため、トングで拾える大きいごみだけでなく、アクセサリーの材料となるマイクロプラスチックにもじっくりと目をこらし、砂の中から回収しました。マイクロプラスチックは砂浜においてたくさん見つけることが出来ました。

SEIKOxPADI AWAREビーチ集合写真

地元 PADI インストラクターと PADI ジャパン社員とは小坪漁港にて Dive Against Debris®

日ごろボートダイブの発着場所として利用している小坪漁港の海底のごみの回収を行ないました。今回は、逗子・葉山ダイビングリゾートのスタッフ以外にも日頃逗子付近で活躍されている PADI インストラクター5名にもご協力をいただき、PADI インストラクター合計 8 名で力を合わせて回収したごみの量は過去最高を記録しました。
今回調査したエリアは一般の釣り人も入れるエリアのためか、釣りの浮き具、ルアー、飲料ビン・缶が多数、食品のパッケージのビニールなども大量に回収できました。中には携帯電話など、高価なものも含まれていました。あとはバッテリー、自転車など不法投棄と思われるものも目立ちました。
この活動も今回で3回目。定期的な調査が身近な海を守ることに繋がります。

ビーチ・クリーンナップと海洋ごみ回収の後は、全員一丸となってのDive Against Debris®調査のカウント作業を実施

それぞれの担当エリアの作業を終えたセイコーウオッチ社員チームと PADI チームは逗子・葉山ダイビングリゾートで合流し、海洋ごみ回収のデータベースで市民科学プログラムとして確立されている Dive Against Debris®プログラムに則っての調査カウントを共同で取り組みました。その結果、今回はなんと、487 個 216kg もの海洋ごみの回収に成功しました。特に飲料ビン・缶が多く回収され、私たちの生活から出てきていることを再認識。中には漁師さんが誤って落としてしまったと思われる漁網や仕掛けに釣り人の釣り糸が絡まってごみ化しているものもあり、ごみがごみを増やしてしまうことにも気づきました。

パート2:海洋プラスチックでアクセサリー作りに挑戦

実際にビーチでセイコーウオッチ社員が回収したマイクロプラスチックをアップサイクルし、アクセサリーを作るワークショップを 2023 年 1 月 18 日にセイコーウオッチ本社にて実施しました。
よく耳にする「リサイクル」は不要になったものを溶かすなどして原料等に戻して再利用することですが、「アップサイクル」とは不要になったものをそのまま素材として再加工して新たな価値を生み出すこと。より環境負荷を下げてできる取り組みです。ワークショップでは、拾ったゴミの中から色鮮やかなプラスチック片を選び、透明なレジンで固めていきます。このようしてごみに新たに命を吹き込み、人に見せ、伝えたくなるそんなアクセサリーが出来上がりました。ごみを発生させない循環する社会のあり方について考え、語るきっかけとなりました。
協力:”可愛いで地球を守る”sobolon

セイコーと PADI は、水中資源と環境を守ることを目標に、これからも協力して「海洋ごみ(Marine Debris)プログラム」をはじめとする活動を継続していく予定です。

Special Thanks to PADI インストラクター
逗子・葉山ダイビングリゾート 松永敬さん 汪旭さん 田中昇太さん
ダイビングショップ トリトン 滝沢博志さん
島津 正亮さん
後藤圭介さん
後藤なぎささん

問い合わせ:マーケティング部


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