エンリッチド・エア・ナイトロックスを使用して、減圧不要ダイビングを計画して実施できるように準備をしましょう。
エンリッチド・エア・ダイビングのメリット・使用する器材、考えられる危険の管理や回避する方法などを学びます。
パソコンやスマートフォンで、あなたのスケジュールに合わせて、学習を進めることができるeラーニングがおすすめです。
エンリッチド・エア・ナイトロックスの分析、シリンダー・マークの確認、エンリッチド・エア・ダイビング・コンピューターを設定します。
ダイビングサービスからエンリッチド・エアを入手するプロセスを体験します。エンリッチド・エア・ナイトロックスのブレンド作業を直接見学する場合もあります。
ダイビング計画を立てる際に決めた減圧不要限界、最大深度、酸素曝露(露出)限界内でダイビングを実施します。
※本コースでは、エンリッチド・エアを使用してのダイビングはオプションです。
スクーバダイビングには、最低限の健康状態と体力が必要です。ダイバーメディカル/参加者チェックシートをダウンロードし、まずは自己チェックをしてみてください。
一般的に、狭心症や心筋梗塞などの循環器系疾患をお持ちの方は特に、また頻繁にぜんそくの発作がある方、貧血や高血圧の方なども、かかりつけの医師とご相談なさっていただき、慎重な判断を仰いでください。また、医師の許可を得られたとしても、最終的にダイビング参加に問題がないかPADI ショップやPADI プロフェッショナルメンバーにご相談ください。
もし、あなた(またはあなたの医師)が医学的にダイビングをしても問題がないか疑問な時は、ダイバーズ・アラート・ネットワーク(DAN) の専門家に相談してみましょう。
エンリッチド・エア・ダイバー・スペシャルティ・コースは12歳から受講いただけます。
PADI(ジュニア)オープン・ウォーター・ダイバー認定以上、またはPADI 以外のダイビング教育機関が発行する参加受け入れ資格を満たす認定が必要です。
窒素の割合を下げると次のような利点があります。
減圧症になるリスクを減らすことができる。
より長い時間ダイビングを楽しめる。
短い水面休息時間で次のダイビングが可能になる。
疲れにくい、エキジット後の脱力感が少ない。(個人差有り)
一方で、以下のような留意点もあります。
潜れる深度が少し浅くなる。
酸素中毒と最大深度の関係性を正しく理解する必要がある。
専用の器材が必要な場合や、器材メーカーの注意事項や指示に従う必要がある。
空気シリンダーに比べてやや高価。
詳しくは、もっと知りたいエンリッチド・エアをご参照ください。
エンリッチド・エアとは、酸素を21%より高めた割合の気体のことです。ダイビングの世界では同様の気体を「ナイトロックス」と呼ぶこともありますが、これは窒素と酸素の英語「Nitrogen」と「Oxygen」を組み合わせた造語です。「ナイトロックス」は混合比に関係なく窒素と酸素の混合気体全てを指しますの、広義の意味では通常の空気も「ナイトロックス」に含まれます。