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〜第5回 ホワイトバランスを使いこなす〜
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2011年、水中写真の世界に技術革新があった。オープンウォーターの学科で習ったと思うが、水中では深度と共に赤い色から失われ、水深10mでは青一色の世界になってしまう。今まではカラーバランスの整ったフラッシュ光を照射して、被写体の色再現を整えていたのだが、光量調整が難しかったり、浮遊物に乱反射したりと、水中での撮影を難しいと感じさせる事項の一つとなっていた。

今月のお手本

◆カメラ:OLYMPUS XZ-1
◆プロテクター:PT-050
◆撮影モード:水中ワイドモード
◆絞り値:F2.5
◆露出補正:+0.7EV
◆シャッター速度:1/160
◆ISO:100
◆フラッシュ:OFF
◆WB:水中WB
◆撮影地:フィリピン/セブ

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新しく開発された「水中ホワイトバランス」は、動画撮影時はもちろん、静止画でのフラッシュON/OFFにかかわらず、様々な水中シーンを自動的に判断してホワイトバランスを制御する機能。 お手本の写真は、浮遊物が多い環境で「水中ホワイトバランス」を使ってフラッシュOFFで撮影している。マリンスノーが全くないクリアーで明るい写真になった。右の比較写真は、同じシーンで従来の「プリセット晴天」&フラッシュOFFで撮影している。青かぶりした貧弱なイメージは否めない。

水中ホワイトバランス(WB)は水面から下りてくる太陽光を利用しているので、フラッシュ光の届かないエリアにも効果が得られる。背景のサンゴや砂地の青かぶりの状態を比較すると違いがよくわかる。フラッシュON/OFFにかかわらず水中WBの効果は大きい。

お手本の写真ように浮遊物の多い環境では、極端にフラッシュの発光を落とし、マリンスノーの発生を抑えるテクニックを使う。今までのカメラの場合、被写体の鮮やかさが失われ、青かぶりが強調される傾向にあったが、この新しい技術なら、マリンスノーを抑えながらも自然な発色の保たれた撮影が可能だ。半水面撮影や沈船などの俯瞰撮影のシーンでも効果が期待できる。フラッシュを使ったシーンでも、被写体まで距離がありフラッシュ光自体も赤の情報がなくなる距離でも、不足分の光を補う制御がなされる。

フラッシュONの環境でも効果が大
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フラッシュON/水中WB

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フラッシュOFF/プリセット晴天

◆カメラ:OLYMPUS XZ-1 ◆プロテクター:PT-050 ◆撮影モード:水中ワイドモード ◆絞り値:F2.5 ◆露出補正:+1.0EV ◆シャッター速度:1/320 ◆ISO:100 ◆フラッシュ:ON ◆WB:水中WB ◆撮影地:沖縄/ケラマ

ホワイトバランスを利用して一味違った作風に

コンパクトカメラにもいろいろな種類のプリセットホワイトバランスを搭載している機種が少なくない。 そこで、そのプリセットホワイトバランスを利用して、マクロ撮影にチャレンジしてみた。 通常は、内蔵フラッシュの色温度に合わせてプリセット5300Kにセットして撮影するのが基本なのだが (内蔵フラッシュ光自体が5300〜5500Kくらいの色温度を持つ)、電灯光、蛍光灯、曇天と4種類のプリセットホワイトバランスにセットして撮り比べてみると、同じ被写体でも色再現によって雰囲気やイメージが変わっているのがわかる。デジタル一眼でRAWデータで撮影していれば、撮影後にホワイトバランスを選択できるが、簡単で気軽に使えるコンパクト機なら、撮影時にホワイトバランスをセットし直せばOKだ。 下に挙げた作例の場合、私のお気に入りは、プレセット蛍光灯での撮影のものだ。

マクロ撮影でのホワイトバランス
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プリセット
7500K

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プリセット
5300K

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プリセット
蛍光灯 4000K

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プリセット
電灯光 3000K

失敗フォトクリニック
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アフターダイブでの撮影ですが、記念写真ではなく、雰囲気が十分に伝わるような撮り方をマスターしたいです。 リゾートの夕景が好きで、夕方から潮風に吹かれながらバーでカクテルを楽しむ時間が好きです。
◆カメラ:OLYMPUS E-PL1
◆レンズ:M.ZUIKO 17mm F2.8
◆撮影モード:A(絞り優先オート)
◆絞り値:F2.8
◆シャッター速度:1/30
◆ISO:800
◆フラッシュ:ON
◆露出補正:±0.0EV
◆WB:AUTO
◆撮影地:ラヤンラヤン/マレーシア

処方

私もこの時間帯が一番好きです。 薄暗い環境なので、明るいレンズ、高感度に強いカメラ、三脚などが揃うとさほど難しくはありません。 暗いからと言ってフラッシュを使うと、雰囲気が全くなくなる写真になるので使わずに、フラッシュOFFのセットを施しておきます。 感度は上げすぎるとノイズが出るので、ノイズが出ないギリギリまで上げておきます。コンパクトカメラではISO800くらいが限界です。ホワイトバランスはオートを使うと、色かぶりが正しく補正されて雰囲気がなくなる場合もあります。プリセット曇天、プリセット日陰を使うと、赤系の色かぶりがおきますが 雰囲気をいかすことに効果的です。

室内の撮影では、色の出し方に気をつけます。 オートホワイトバランスやプリセットホワイトバランスを上手につかって色かぶりを防ぎ、本来持つ色になるように撮影すると、雰囲気が伝わらない写真になる場合があります。左下の写真は、リゾートのバーカウンターの主光源である電灯光に対して色かぶりを防ぐ対策として「オートホワイトバランス」をチョイスして撮影したものですが、カウンター上の白い皿は正しく再現されたものの、どこか冷たく雰囲気の伝わらない表現になってしまいました。右下の写真は、見た目よりさらに赤っぽくホワイトバランスを調整して雰囲気重視で撮影した例。色再現を忠実に行なうのではなく、その場の雰囲気を強調することもテクニックの一つ。プリセット曇天にセットして、赤っぽく仕上げるのもいいでしょう。

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プリセット
オートホワイトバランス

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プリセット
プリセット 曇天


清水淳

清水 淳 プロフィ−ル

しみずじゅん。1964年埼玉県生まれ。「水中から見上げた空」をメインテーマに半水面や海辺の風景撮影を撮り続けている。ダイビング専門誌やカメラ関係誌などで執筆や撮影を行ないながら、沖縄・那覇にて水中写真教室《マリーンプロダクト》を主宰。著書に「誰にでも撮れる水中写真」「デジタルカメラで簡単水中写真」がある。社団法人日本写真家協会会員

◆清水淳 オフィシャルウェブサイト  http://www.marine-p.com/shimizu/

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