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〜第9回〜
フォト派ダイバーのダイビングテクニック
その1 ワイド撮影編
ph01

今月のお手本

◆カメラ:OLYMPUS E-PL3
◆レンズ:LUMIX G 8mm FISHEYE F3.5
◆ハウジング:PT-EP05L
◆撮影モード:水中ワイド
◆絞り値:F8.0
◆露出補正:-0.7EV
◆シャッター速度:1/200
◆ISO:200
◆フラッシュ:OFF
◆WB:水中WB

美しいサンゴを傷つけずに撮影するために・・・

色とりどりのサンゴが広がる海では、美しいサンゴを撮影したいと誰もが思うことだが、撮影することによってサンゴを傷つけてしまわないようにしなければならない。

欧米のダイブサイトでは、サンゴに触らないように、グローブなしのダイビングや着底禁止を要求されることが当たり前になっているが、日本ではそこまで厳しく規制されていない。フォト派のダイバーは一般のダイバーに比べて、サンゴに近づいて観察したり、撮影したりすることが多くなりがちなので、欧米の流儀にならってグローブなし&着底禁止を守っていくべきだと考え、私も提唱している。

水中写真の場合、どうしても近づいて撮影しないときれいに写せないことから、撮影しないダイバーの視点からすると必要以上に近づいているように見える。近づいても絶対にサンゴに触れないテクニックをマスターしない限り、サンゴ礁のきれいな水中写真は撮れないので、今回は撮影テクニックというよりダイビングのテクニックにポイントを絞って解説しよう。

●浮力調整をしっかりしよう

ph23水中写真撮影を前提にしたダイビングの場合、ウエイト量を通常より重めに用意される方がいるが、それは×。砂地の環境、サンゴの環境、岩場の環境、どの環境であっても適正浮力でダイビングしていただきたい。

オーバーウエイトではなくても、水中でBCにエアを入れれば、ダイバーの体の上部にエアが集まり、足が下がる状態になる。ウエイトが重ければさらに体は起き上がり、立ち姿勢に近い状態となり、フィンキックすれば水底を蹴ることになってしまう。砂地では、砂が巻き上がってモクモクになるし、サンゴ礁では、サンゴをバキバキに折ることになる。

PADIのプログラムの中には中性浮力についてスペシャルティコースがあるので、サンゴを壊す前にぜひ、このコースへ参加していただきたい。

●オクトパス、ゲージ、フィンなどの扱い方

ph23サンゴ礁域でのダイビングでは、用具の選択と使い方にも注意を払いたい。

フィンは重さが軽く、できる限り足が下がらないようなタイプを使用すること。ブーツの上から履くストラップタイプのフィンは、重くて足が下がるものが多いので、私の場合は柔らかいゴム製のフルフットタイプのフィンを使用している。このタイプのフィンであれば、足が下がってサンゴを蹴ることが避けられるので重宝している。

またスクーバシステムから垂れ下がることになる各種ホース類(オクトパス、ゲージ、パワーインフレーター)はしっかりとBCに各ホースの先端が固定されなければならない。オクトパスやゲージは固定されている方が多いが、意外にパワーインフレーターが見落とされることがあるようだ。写真左を見ると、他のホース類はダイバーの体から垂れ下がっていないが、パワーインフレーターがBCよりかなり下まで垂れ下がってしまっている。写真右のようにパワーインフレターをチェストバックル(BCの胸の位置にあるバックル)の中にホールドしておくと解決できる。

こういう観点で用具を見つめ直すと、指示棒や水中ライト、水中ノート、シグナルフロートなどをジャラジャラBCにつけてダイビングをしている方は、ホールドの仕方を今すぐに考慮して修正しなければならないと思う。

●撮影する姿勢もチェック

ph23上からのアングル

サンゴを上から撮影する俯瞰的なアングルでは、サンゴの上に侵入する前に、あらかじめアウトリーフで浮力調整をコントロールしておく。レギュレーターから大きく息を吸うだけで体が浮かび上がる状態にBCにエアを入れて調整しておくのがコツ。

バランスを崩した場合のシミュレーションも頭の中で整理しておく。サンゴの上では間違ってもフィンキックして離脱するのではなく、BCにエアを入れて水深を浅くして離脱するテクニックを身につける。できる限りフィンをサンゴから遠ざけることが重要なポイントになる。

上手くできない場合は、サンゴの上に行かない、サンゴとの距離を十分にとる、といった遠慮も必要だ。

ph23水平やあおりのアングル

サンゴに対し水平やあおりのアングルで撮影する場合は、俯瞰と同じようにアプロチーするとサンゴと接触してしまうので、手法を変える。

逆立ちして被写体に対しひっくり返ったポーズでアプローチする。浮力はやや浮き気味に調整の後、フィンキックで浮き上がらないように調整しながら、ガレ場やサンゴの死骸などに指をつけ、カメラを構える。

アクロバック的な撮影になるが、この手法ならサンゴに接触しないであおりや水平のアングルで撮影が可能だ。 失敗しても大丈夫な海域でぜひ練習していただきたい。

いろいろな環境のサンゴを撮ってみよう

ph13サンゴの撮影では、広角レンズを使用するのが基本。私の場合ほぼフィッシュアイレンズでの撮影になる。

画角が広く、広範囲を写せるので、このジャンルの撮影に最適だが、近づかないと大きく写らない。 ぶつかる直前まで寄ることで、遠近感、ワイド感を演出できるので、サンゴにギリギリまで近づくことになる。

レンズがサンゴとぶつからないようにモニターから顔を外し、カメラを横から見るようにアプローチすると良い。

ph04 ph05 ph06 ph07

俯瞰での撮影

砂地でややあおりながらの撮影

逆立ち姿勢でややあおりでの撮影

外洋、爆流の中のキサンゴ

失敗フォトクリニック
半水面撮影がしたくてフィッシュアイレンズとドームポートを購入しました。半水面撮影の場合、どこにピントを合わせていいのかわかりません。背景の風景がボケてしまいました。
◆カメラ:OLYMPUS E-PL3
◆レンズ:LUMIX G 8mm FISHEYE F3.5
◆撮影モード:水中ワイド
◆絞り値:F11
◆シャッター速度:1/1000
◆ISO:200
◆フラッシュ:OFF
◆露出補正:-0.3EV
◆WB:水中WB
ph13

処方

一番表現したい部分に合わせます。 フィッシュアイレンズは画角が広く、ピントの合う幅も広いのですが、なんとなく構えてそのままレリーズを切ると、レンズ直前の水にピントが合います(上の写真もそうです)。風景にピントを合わせたいのであれば、水からカメラを出して風景にピントを合わせ、フォーカスをロックして(シャッター半押しをキープ)、再度カメラを水に入れてフレーミングをしてからレリーズを切るといいでしょう。水中のある部分に合わせたいのであれば、同じようにカメラをすべて水の中に入れてフォーカスを合わせてから撮影します。


清水淳

清水 淳 プロフィ−ル

しみずじゅん。1964年埼玉県生まれ。「水中から見上げた空」をメインテーマに半水面や海辺の風景撮影を撮り続けている。ダイビング専門誌やカメラ関係誌などで執筆や撮影を行ないながら、沖縄・那覇にて水中写真教室《マリーンプロダクト》を主宰。著書に「誰にでも撮れる水中写真」「デジタルカメラで簡単水中写真」がある。社団法人日本写真家協会会員

◆清水淳 オフィシャルウェブサイト  http://www.marine-p.com/shimizu/

ダイビング・水中写真応援サイト フォトパス マリン
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