ダイビングの些細なトラブルから深刻なトラブルまで、ダイバーの緊急事態の予防法やさまざまな管理法を学びます。
eラーニングは、スマートフォンやPCで好きな時に学習を進めることができますので、おすすめです。
オープン・ウォーター・ダイバー・コースでも習ったセルフレスキュースキルから始まり、意識のある疲労ダイバーやパニックダイバーへの対処法や、水面/水中で意識のないダイバーへの救助方法、行方不明ダイバーの捜索方法など、様々なトラブルに対応するためのレスキュースキルへと発展・実践します。
「水中で反応のないダイバー」と「水面で反応がないダイバー」の2種類のシナリオの中で、これまで練習してきたスキルを組み合わせて実践します。救助者としての能力を高めるだけでなく、事故者役、救急隊役、他のダイバー役、など様々な役割を担当することで、リアルな現場をトータルで学びます。
真剣味のあふれるものですが、トレーニングは楽しい経験となるでしょう。
PADIレスキュー・ダイバー・コースの参加前条件として、エマージェンシー・ファースト・レスポンス(EFR)プログラム修了者、または同等の修了者である必要があります。
EFRは、心肺停止など生命にかかわる緊急時のケア(一次ケア)と、即座に生命にかかわらないケガや病気のケア(二次ケア)について学ぶプログラムです。
水中ナビゲーション・アドベンチャー・ダイブを修了しているPADIアドベンチャー・ダイバー以上、または同等の他団体Cカード取得者が本コースに参加可能です。もちろんPADIアドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバーやそれに相当する他団体の資格をお持ちの方もこの参加前条件を満たしています。
また、エマージェンシー・ファースト・レスポンス®(EFR)で一次ケア(心肺停止など生命にかかわる緊急時のケア)と二次ケア(即座に生命にかかわらないケガや病気のケア)修了していることが必要です。それと同等のトレーニングプログラムを修了していることでも可能です。
12歳からレスキュー・ダイバー・コースに参加することが可能です。
12歳から14歳の間に認定された場合は、ジュニア・レスキュー・ダイバーの認定を受けます。
スクーバダイビングには、最低限の健康状態と体力が必要です。ダイバーメディカル/参加者チェックシートをダウンロードし、まずは自己チェックをしてみてください。
一般的に、狭心症や心筋梗塞などの循環器系疾患をお持ちの方は特に、また頻繁にぜんそくの発作がある方、貧血や高血圧の方なども、かかりつけの医師とご相談なさっていただき、慎重な判断を仰いでください。また、医師の許可を得られたとしても、最終的にダイビング参加に問題がないかPADI ショップやPADI プロフェッショナルメンバーにご相談ください。
もし、あなた(またはあなたの医師)が医学的にダイビングをしても問題がないか疑問な時は、ダイバーズ・アラート・ネットワーク(DAN) の専門家に相談してみましょう。
基本的なスクーバ器材に加え、ダイビング事故管理用スレートとレスキュー用呼吸マスクが必要です。これらの購入については、PADIインストラクターにお尋ねください。
まだ器材一式を購入していない場合は、レスキュー・ダイバー・コースを始める前に購入することをぜひご検討ください。このコースでは器材の着脱の機会が多いので、使い慣れた器材を持っていることは、非常に重要です。
一定の基本的な体力とダイビング経験があれば、大丈夫です。セルフレスキューやトラブルの予防に重点を置いているので、救急隊員のような高度な体力が必要というわけではありません。